エコキュートは本当にオトク?仕組みと費用。

太陽光発電により発電した電力を家庭で有効活用する手段として「エコキュート」が注目されています。
そこでエコキュート導入時にかかる費用やエコキュートの仕組みをご紹介します。

エコキュートとは?気になる費用はどれくらい?

エコキュートを導入する場合に気になるのが費用面です。
導入の際に主な費用はエコキュート本体の価格になりますが、その価格はエコキュートのタイプにより異なります。
エコキュートのタイプには、「フルオート方式」「オート方式」「給湯専用方式」の3つのタイプがあり、最も高いのがフルオート式、最安が給湯専用方式になります。

フルオート方式はお湯はりからお湯の保温、たし湯や追いだきも全て自動でおこないます。
お部屋にいながらリモコン操作で簡単にお湯はりができるのでとても便利です。
フルオート方式には浴槽への配管が2本になるなど、価格的には最も高い部類となりますが、徐々に価格がこなれてきていますので、最も人気のタイプとなっています。

オート方式の場合、お湯はりは自動でおこなってくれますが、たし湯は手動でおこなう必要があり、さらにフルオート方式にあった保温や追いだき機能がついていないためにフルオート方式よりも安くなっています。
ただ、価格面で安くなってきたフルオート方式とそれほど大きな価格差がないことからあまり人気はないタイプです。
給湯専用方式については、お湯はりも含め、蛇口をひねって自分ですべてを操作しなければなりません。
機能面では他の2つに劣りますが、価格が安い上にシンプルな構造なために耐久性も優れているといった特徴があります。

エコキュートの実際の相場ですが、タイプや容量によって異なるものの、主流となる370Lクラスや460Lクラスで約40~50万円となっています。
それよりも容量が大きく、フルオート方式になると約50万~80万円、給湯専用方式などの低価格帯の商品では40万未満ほどです。
尚、既存の給湯器などを撤去して、エコキュートを導入する場合、別途撤去費用や廃材処分費用が設置費用に加算されてきます。
また、エコキュート導入時に現場の状況などから追加工事が必要な場合もあり、そのための追加費用についても考慮しておきましょう。

エコキュートの仕組み

次にエコキュートの簡単な仕組みについてご紹介しましょう。
エコキュートは「ヒートポンプユニット」と「貯湯ユニット」から成り立っています。
ヒートポンプユニット内では、まずファンを通じて大気中の熱が空気熱交換機に取り込まれ、自然冷媒に吸収されます。
その自然冷媒は圧縮機により圧縮されることで高温になり、その熱でお湯をつくっていきます。

このようにしてつくられたお湯は貯湯ユニット内で貯えられ、お風呂や台所で利用されます。
お湯になったことで熱を奪われた自然冷媒はヒートポンプユニット内にある膨張弁で膨張し、再び空気熱交換機内で熱を吸収していきます。
エコキュートの仕組みはこのようなサイクルでお湯を作り出していきます。

まとめ

エコキュートの導入費用やお湯をつくる仕組みについてご紹介しました。
導入を考えている方は是非参考にしてみてください。

太陽光発電について知りたいなら、こちらの記事もご覧ください。

関連記事

不動産投資をお考えの方へー

手間のかからない不動産投資。いま、人気です。