【2024】初雪はいつ？名古屋の気象データから冬の暮らしを考える

2024年11月18～19日にかけて、東北や北陸の各地では初雪が観測されました。
今年はラニーニャ現象の影響で例年よりも気温が低くなることが予想されているため、積雪量が少ない名古屋市でも早めの雪対策を行っておいた方が良いと言えるでしょう。
この記事では、過去の気象データをもとにした名古屋市の初雪予想と、雪のシーズンが到来する前に備えておきたいポイントを解説します。
（この記事の情報は2024年11月19日時点のものです。）

2024年｜名古屋市の初雪予想

まずは、名古屋市における初雪の平年値と直近の記録、また2024年の全国的な気温予想を見ていきましょう。

名古屋市における霜・雪・結氷の平年値

以下は、名古屋市における霜・雪・結氷の平年値をまとめたものです。（統計期間：1991年～2020年）

	霜	雪	結氷
初日	11月30日	12月18日	12月6日
終日	3月21日	3月12日	3月23日

また名古屋市における積雪の平年値は以下の通りです。

	≧0㎝	≧1㎝
初日	1月5日	1月7日
終日	2月10日	1月31日

平年値のデータから、名古屋市は12月中頃に初雪を迎え、3月初旬には降雪が落ち着くことが分かります。
また1月中は積雪するケースもありますが、30日を超える長期積雪はこれまでに観測がないことから、名古屋市は比較的雪の少ない地域であると言えるでしょう。

直近5年の降雪記録と2024年の予測

以下は、名古屋市における直近5年間の降雪記録をまとめたものです。

	初日	終日
2023-2024年	12月17日	3月20日
2022-2023年	12月24日	2月10日
2021-2022年	12月17日	2月23日
2020-2021年	12月15日	2月18日
2019-2020年	2月10日	3月16日

2019～2020年は1999年以降の統計で最も初雪が遅かった年となっており、記録としては異例と言えます。
その他の年は平年値と大きな差がなく、12月中頃に初雪、3月初旬～中旬に終雪となっています。

また冒頭で紹介したように、東北や北陸ではすでに今年の初雪を迎えており、いずれも平年値との差は数日程度でした。
このことから、名古屋市も他の地域と同様、平年通りの12月18日前後に初雪を迎えると予想されます。

参考：https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2024/11/19/31436.html

2024～2025年の冬は全国的に例年より寒いとの予報も

気象庁の発表によると、2024～2025年の冬は西日本・東日本を中心に冬型の気圧配置が強まり、寒気の影響を受けやすい時期があるという見込みになっています。
平年と比べると大きな差はないものの、極端な暖冬となった昨シーズンと比べると、今年は寒さの厳しい日が多くなると考えられるでしょう。

また今年はラニーニャ現象（太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけての海面水温が平年よりも低くなる状態）が発生し、西高東低の冬型の気圧配置が強まったことから、気温が低くなりやすい傾向にあります。
これにより、今年は平年と比較して積雪量が増える可能性があるため、名古屋市のように普段はあまり雪が降らない地域の方こそ早めの準備を行う必要があると言えるでしょう。