2020年大掃除は「感染症対策」がポイント!

2020年も残すところあと一ヶ月となりました。年末は大掃除をして家をきれいにして新年を迎えるという方も多いと思います。2020年は新型コロナウイルス感染症に大きな影響を受けた一年でしたが、大掃除についても感染症対策を意識して行うことが大事ではないでしょうか?ここでは感染症対策を考慮した大掃除のポイントを消毒・除菌方法、換気、拭き掃除の観点からご紹介します。

消毒・除菌のためには何を使えばいい?

感染症予防のためにはウイルスの消毒、除菌が重要です。よく言われるのは手洗い、うがい、ですが、掃除の場合のように床、壁などモノについたウイルス、細菌の消毒、除菌はどうしたらよいのでしょうか。特に新型コロナウイルスに有効といわれている方法について紹介します。下の表はモノそして手指の消毒・除菌の方法になります。

新型コロナウイルス消毒・除菌方法一覧(それぞれ所定の濃度があります)
方法モノ手指
水及び石鹸よる洗浄
熱水×
アルコール消毒液
次亜塩素酸ナトリウム水溶液(塩素系漂白剤)×
手指用以外の界面活性剤(洗剤)-(未評価)
次亜塩素酸水(一定条件を満たすもの)-(未評価)

出典:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html

水・石鹸による洗浄、熱水消毒、アルコール消毒、次亜塩素酸ナトリウム水溶液、洗剤などいろいろありますが、それぞれの性質や入手しやすさなどにより使い分ける必要があります。手指には使えないものについては手袋をする、容器に入れてかけるなど取り扱いに注意が必要です。例えば熱水はお箸や皿、布巾などの除菌するときは鍋に浸す、上からかけるようにして使い、床やテーブルを拭くときは消毒液を使う必要があります。アルコール消毒液については品薄で手に入りにくい状況があるので、比較的手に入りやすい次亜塩素酸ナトリウム水溶液、もしくは界面活性剤(洗剤)を使うほうがよいでしょう。

次亜塩素酸ナトリウム水溶液とは?

次亜塩素酸ナトリウム水溶液はご存知でしょうか?商品名で言うと、ハイターやブリーチの名前で売られている家庭用の漂白剤ですが、手指の消毒には使えないものです。それを0.05%の濃度になるように水で薄めて使用します。換気をし、手袋をして、商品の指示に従い水で薄めて使用します。他の洗剤などの酸性のものと混ぜると塩素ガスが発生するので混ぜて使用してはいけません。使用後には水拭きをしましょう。また、一度薄めて使用した液は時間が経つと濃度が落ちてしまうので、一度で使い切るようにして保管することはやめましょう。

洗剤(界面活性剤)も使える!

次亜塩素酸ナトリウム水溶液のほかに、台所用、トイレ、バス用の洗剤など市販の家庭用洗剤も特定の界面活性剤が入っていれば新型コロナウイルスを無毒化することができます。独立行政法人製品評価技術基盤機構のウェブサイトにはこれらが使用されている製品のリストも公開されていますのでチェックしてみてください。

リンク 独立行政法人製品評価技術基盤機構

換気について

次に換気についてです。掃除の時には窓を開けるなどまず換気!と思っている方が多いと思います。消毒液を使うときにも、そして新型コロナウイルス感染症の対策としても換気は推奨されています。ところが窓を開けて換気をすることによりホコリやウイルスが舞っていろいろなところに付着してしまう、という可能性もあります。そこで除菌や消毒液を使用しての拭き掃除の場合には換気扇などで必要な換気をしつつも、風が強かったりしてほこりが舞うほどに窓を開けて換気するのは避け、拭き掃除の後に窓を開放して風を入れるようにしてホコリやウイルスを撒き上げて別の場所に付着させないような工夫をするのがよいでしょう。

拭き掃除について

拭き掃除では消毒液・除菌液を使用することが多いと思います。そのときに大事なことは事前にホコリや水気をとっておくことです。せっかく消毒液・除菌液を使っても、ホコリや水気があると殺菌能力が落ちてしまうからです。また、消毒液や除菌液を使わない場合は、拭いたあとを何度も拭きなおして往復することなく、右から左に拭いたら下にいくようにして元の場所に戻らず、Sの字を書くような形で一筆書きをしてください。こうすることによって、布巾に着いた細菌を別のところにつけないで拭き掃除をすすめることができます。壁の場合は高いところから低いところに向かってSの字を書くように拭いていけば拭き終わったところに汚れや細菌がつかないようにすることができます。

まとめ

いかがでしょうか。いままでは単に換気をして洗剤を使って掃除をする、というやり方だったと思いますが、感染症予防の観点からお掃除の仕方をご紹介しました。消毒・除菌をどのような方法で使うか、換気の仕方とタイミング、拭き掃除の仕方がお分かりになったかと思います。今年の年末の大掃除は新型コロナウイルス感染症対策を意識した方法で掃除をして気持ちよく新年をお迎えください!