名古屋市内銀行ランキング

名古屋市に本店がある銀行は第二地銀3行、信用金庫2行、信用組合5行の計10行です。今回はその10行の名古屋市内における有人店舗・ATM数ランキング、および主要銀行の概要をお伝えしていきます。

名古屋市内における有人店舗数・ATM数ランキング

有人店舗数およびATM数の順位は以下のようになりました。名古屋市には第一地銀の銀行が存在していないため、第二地銀である3行が存在感を見せつけています。

預金残高ランキング   

名古屋に本店がある第二地銀の場合、店舗数と預金量は比例している結果となりました。信用金庫、信用組合においては店舗数の預金残高は必ずしも比例していないことが分かります。

主要銀行の概要

・名古屋銀行

1949年、前身である共和殖産株式会社を設立。名古屋市中区に本店を持つ。愛知県内には地銀が存在しないため、名古屋銀行が旧東海銀行(現三菱UFJ銀行)に次ぐシェアを持っており、第二地銀の中でも北洋銀行、京葉銀行に次ぐ第3位の規模になっている。職員数1,839人。支店は国内に113カ所、海外に2か所。資本金250憶円。

・愛知銀行

明治43年に設立された第二地銀、名古屋市中区に本店を持つ。旧三菱銀行と親密な銀行である。資本金180億円、職員数1,558人。愛知県だけでなく、岐阜、三重、静岡、大阪、東京にも店舗がある。同じ名古屋市に本店がある愛知信用金庫とは関係がない。

・中京銀行

1943年三重県にて創業。その後移転し現在の本店所在地は名古屋市中区。資本金318億円。全国に86カ所の支店を持つ。職員数1,109名。三菱UFJ銀行が筆頭株主であり、歴代の頭取は旧東海銀行出身者が務めてきた。

・愛知信用金庫

愛知商工信用組合として1951年名古屋市中区に設立。信用金庫法制定に伴い、愛知信用金庫に改組。1975年に名古屋市外に支店を作り進出を果たす。現在の営業エリアは名古屋市全域だけでなく、春日井市、小牧市、尾張旭市、岩倉市、北名古屋市、清須市、あま市、津島市、弥富市、豊明市、東海市、大府市、日進市、長久手市、刈谷市、知立市、みよし市、西春日井郡、愛知郡、海部郡、稲沢市・愛西市の一部となっている。

・中日信用金庫

1952年、清須市に西春日井信用組合として設立。その後、中日信用金庫となり、営業区域も名古屋市全域となった。本店は名古屋市北区。従業員255人。資本金3億6,600万円。

・信用組合愛知商銀

1954年、金剛信用組合として名古屋市東区に設立。従業員数105人。資本金33億1649万円。店舗は本店である中村区の他、岡崎、一宮、今池、豊橋、柴田、春日井、津の支店を持っている。

・丸八信用組合

1926年、有限責任丸八信用組合として設立。名古屋市職員および、同市関連団体職員を対象にした職域信用組合となっている。名古屋市市役所庁舎に営業窓口を置き、ATMも設置している。従業員22名。資本金は2,967万円。

・愛知県医師信用組合

1963年に設立、中区栄にある愛知県医師会4階に本店を置く。愛知県医師会に所属している医師を対象とした業域信用組合である。従業員21名、資本金は4,488万円。

・愛知県警察信用組合

1960年、愛知県警察職員信用組合として設立、84年に愛知県警察信用組合に名称変更している。中区にある愛知県警察本部に本店を起き、愛知県警察職員の福利厚生のために設立された職域信用組合である。

・愛知県医療信用組合

1962年、愛知県医療信用組合を設立、1966年に本店を現在の場所である中区丸の内にある愛知県歯科医師会館に移転。歯科医師を対象とした業域信用組合。

銀行の再編はこれからも進む

今回は名古屋市に本店のある銀行のランキングおよび紹介を行いました。名古屋市で見た場合、旧東海銀行である三菱UFJ銀行がいまだに存在感が強く、それに次いで今回紹介した名古屋銀行や愛知銀行が続くというカタチになっています。

今後の動向として注目したいのは旧東海銀行と繋がりが深い愛知銀行の行方。愛知銀行の経営判断によっては名古屋市の金融業界も大きく変わる可能性があるといえそうです。

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