見落としがちな注文住宅の設計のポイントは?

注文住宅を建てる場合には家族構成や安全性、プライバシーの確保など様々な点から検討する必要があります。大切な点についてまとめてみましたので、ご紹介していきます。

家族構成に配慮する

注文住宅の設計においては家族構成に十分に配慮することが大切です。小さな子供がいる家庭では、子供の姿をキッチンやリビングから常に確認できるように見通しに気を使ったり、子供が学校から帰ってきても顔を合わせる機会を増やすために、子供部屋は必ずリビングそばを通らなければならないような部屋にするといった工夫や配慮をします。

さらに将来の家族構成や暮らしの変化にも対応できるような住まいづくりも重要です。子供を増やしたい場合や子供が大きくなって家を出て行った場合でも空間が無駄にならないように部屋をパテーションなどで自由に仕切ったりできるような部屋作りをすることが考えられます。また、高齢になった親と同居する場合や子供が成長して大きくなってきた場合にはプライバシーも確保できるような空間作りも意識するといいでしょう。

プライバシーを鑑みた窓の大きさ

窓の大きさは大きければ解放感が生まれ、風通しや日当たりが良くなります。しかし、その反対に外からの視線が気になったり、防犯面からも必ずしも良いことばかりとは限りません。窓の適度な大きさはプライバシーを十分に検討し、部屋の向きや用途、お隣の窓の位置などに応じて適当な大きさを選びましょう。例えば、外からの視線が気になるような部屋には、「ハイサイドライト」と呼ばれる部屋の天井付近だけに設置する横長の窓が有効です。また、
縦長窓や横長窓は適度なプライバシーを保ちつつ、採光の面からも優れています。FIX窓にすることでコストも抑えることができます。

吹き抜けは断熱に注意

吹き抜けのある家は解放感があってとても人気ですが、高気密高断熱の現代の家では注意が必要になってきます。特に夏場は強い日射が入り込み、部屋の温度を大きく上昇させる原因となってしまいます。そこで窓の外に日射を遮るような外付けのシェードやブラインドを設置すると効果的です。また、そのような外付けシェードなどが設置できない家の場合、室内用のロールスクリーンやブラインドを利用します。

収納スペースを確保する

家には適度なサイズの収納スペースが必要です。スッキリとした室内空間にするためにはいかに物をしまっておき、見せないようにするかが大切なのです。収納スペースが小さいと荷物があふれてかえって狭く見えてしまう場合もあります。家の設計時には居住スペースを多く取りがちになりますが、適度な収納スペースの確保も大切ですので検討してみてください。

後手になりがちな外部設備

注文住宅で後手になりがちな設備としてはエクステリアとも呼ばれる外部の設備が挙げられます。例えば、玄関や門の照明や愛車に合った適度なサイズを持ったガレージの設計などです。特に電源や水道管が必要な設備の場合、家が建ってからでは増設するのが難しくなったり、余分な費用が発生してしまうものもありますので、家の設計時にいっしょに検討する必要があります。

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いろいろな面で見た安全性

家の中で安全性に特に注意が必要な場所は、階段と風呂場です。特に高齢者や小さな子供がいる家庭では、階段は滑って転んだりすれば大ケガをする可能性のある大変危険な場所でもあります。階段の設計時には手摺の設置や階段の寸法など安全性確保には注意を払いたいところです。

階段の設計時には適切な長さの階段幅も大切ですが、「踏み面」と呼ばれる各階段の上面の奥行や「蹴上げ」と呼ばれる階段一段当たりの高さについても適切なサイズを取るようにします。標準的な階段の角度は40度で、踏み面と蹴上げの合計は45センチが一つの目安です。

踏み面は奥行を取れば大きな足の方でも快適な反面、取りすぎると大股で上り下りしなければならなくなり、子供や高齢者にはきつい階段となってしまいます。蹴り上げについても全く同様で目安となる寸法から家族構成に合わせて適度な高さに調整します。踏み面を滑りにくい素材のものにするなど工夫次第で安全性が確保されますので、検討してみましょう。

まとめ

家づくりのヒントになる点についてまとめてご紹介してきました。ここで挙げた点以外にも家族構成や家の立地などに合わせていろいろと工夫や検討をしてみてください。

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