新築マンションのメリット・デメリットは?

家の購入を考える時、マンションにするか戸建てにするか、新築にするか中古にするか、悩む方も多いのではないでしょうか?
ここでは新築マンションについて考えてみましょう。

新築マンションと中古マンションの違い

駅からの距離や面積が同じ程度なら、築年数が古くいったん誰かが使った中古物件の方が価格は安くなります。売り主によっては値引きに応じてもらえたりもします。
ただ、中古物件はいつどこで売り情報が出るかわからず、条件に合った物件が出ても1点ものなので迷っているうちに売れてしまうことがよくあります。一方、新築マンションでは数十戸~数百戸がいっせいに分譲されそこにはたいてい同じ間取りの部屋がいくつもあるので、中古よりは検討する時間があるといえます。

新築マンションのメリット

豊富なバリエーション

新築マンションの分譲時には、たいてい複数の間取りが用意されています。
同じ3LDKでも、畳の部屋があるタイプや全室フローリングタイプ、リビングダイニング(LD)とキッチン(K)が別になっているタイプや対面キッチンタイプなど、複数のバリエーションがあります。
最近では、リビングに面した居室扉にウォールドアを採用、扉を開ければ広いリビングに、閉めれば個室として利用することが可能となり、生活の多様性に適応した間取りを見かけます。
また、床・扉の色やキッチンの高さを選択できる物件もあります。
新築分譲の際には、複数の条件から自分好みのタイプを選ぶことができます。

最新の設備・構造

食器洗浄乾燥機、床暖房、浴室換気乾燥機は今では当然の仕様であり、近年では浴室ミストサウナ、ディスポーザーが多く採用されています。
エントランスで鍵を鞄に入れたままオートロックを解除できるハンズフリーキーシステムも人気です。

また、手摺の付いた浴室や段差のないフルフラットフロアなど、歩行が困難な年配の方にも配慮された物件が増えています。

構造面では、耐震・免振が強化されています。最近は太い柱をアウトフレーム工法にし、居室の隅の柱の出っ張りを減らし部屋を広く使える工夫が見られます。

騒音が軽減される二重床や、断熱・遮音効果の高い二重ガラスのサッシは、快適な居住空間になくてはならないものになっています。

安心のセキュリティ

十年以上前からエントランスのオートロックシステムや警備会社の24時間セキュリティの採用は一般的になっていますが、近年の新築マンションでは、カメラ付インターホンで留守時の来訪者を録画録音する機能付きのものが多くなっています。

新築マンションのデメリット

購入価格が高い

新築マンションは、最新の仕様設備が価格に反映されるうえに、分譲販売時の経費と利益が上乗せされているため本来の物件の価値より2割程度高値で販売されています。

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売却する際に購入時との下落差が出る

日本では、住宅は1日でも人が住めば価値が2割下がると言われています。実際の下落率は東京・大阪・愛知三都市平均10年で38%、15年で48%というデータが出ています。
とはいえ、人気のエリアや駅近であれば下落率は抑えられますし、近くに新しく駅やショッピングセンターができ地域の人口が増えれば、購入時を上回る価格で売却できる場合もあります。

ランニングコストと近隣トラブル

戸建てと違ってマンションは、毎月管理費・修繕積立金を払わなければならず、また、管理組合の合議でその使い道や使う時期を決める為、共用部分に関しては必ずしも自分の希望通りに修繕できるとは限りません。
また、上下左右が床と壁で隔てられているだけなので、子供の走り回る音などによる騒音トラブルは後を絶ちません。ただ、最近のマンションは遮音性の高い素材や工法を使っており、一般的な生活音であれば気にならない程度になっています。

まとめ

新築マンションは、近年ますます便利で快適な住まいづくりを実現しています。ただ、住む人にとって不必要な設備であれば、コスト面で無駄な負担になることも。
物件によって様々なバリエーションがあるので、見学会などを利用してその魅力を確認してみましょう。

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