尾張の小京都と称される犬山市の特徴

犬山市の住みやすさ

犬山市(いぬやまし)は愛知県の北西部にあり、江戸時代以降に国宝指定の犬山城の城下町としても栄え、物流や交通などが活発だった場所です。このような繁栄した状況によって「尾張の小京都」とも呼ばれていました。

犬山城の城下町に伝統的に伝えられている「犬山祭」は毎年3月に開催されており、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
また歴史の跡を残すのは犬山城だけではなく、国宝茶室の「如庵」や、1300年もの歴史をもつ伝統的な古典漁法の「木曽川うかい」、国の指定遺跡とされている「青塚古墳」などが残されています。

美しい自然の景観も残されており、八曽滝が有名な「八曽自然休養林」やもみじで色づく「寂光院」なども見応えがあります。

犬山市の学区

犬山市には犬山北小、犬山南小、犬山西小、城東小、今井小、栗栖小、羽黒小、楽田小、池野小、東小の10の市立小学校があります。
中学校では犬山中学校、城東中学校、南部中学校、東部中学校の4つに分けられます。

犬山市の教育方針は特徴的で、学力を向上させるために少人数学級やチームティーチングの導入、独自の副教材作成などの工夫を市費負担で行っています。
また2006年から放送されているNHK教育の「ハートをつなごう」という番組では、犬山市が行っている発達障害の児童への支援が特集されるなどして、教育面での施策が評価されています。

2007年から2009年にかけては全国学力テストへの不参加を表明しています。その理由として、競争による学力向上ではなくて、よりのびのびとした豊かな人間関係のなかで学力向上を築くためだとしています。
しかしその後、テストを受けたい子どもや保護者に配慮して参加を再度表明しています。

犬山市の保育園

犬山市にある認可施設や事業所には、13の公立保育園と2つの私立保育園があります。
公立保育園はそのうち4つが犬山地区、3つが城東地区、3つが羽黒地区、3つが楽田地区に分散しています。
また羽黒と楽田にある2つの認可施設・事業所では認定こども園として存在しています。

公立保育園では90人以上、最大でも159人までの受け入れ定員数を持っているところが多いですが、一部9人〜29人などの小規模な保育園もあります。
一方で私立保育園は犬山地区に2つあり、120人定員と60人定員という中・大規模な保育園です。

まとめ

犬山市は自然や歴史が残されている豊かな生活空間を持っているところであることが分かりました。また教育施策にも工夫が凝らされており、子育てにも最適な地域のようです。

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