徹底比較・新築メゾネットと中古マンションのメリット・デメリット

新築メゾネットとは?

メゾネットタイプのお部屋というのはご存知でしょうか?日本で「メゾネット」という場合、集合住宅で、2階以上の階層がある部屋のことを指します。マンションなどでは、一つの区分は一つのフロアで構成されているのが普通です。メゾネットタイプでは、部屋の中に階段があり、上のフロアや下のフロアに行くことができます。1階に玄関がある部屋で、地下室や半地下、ドライエリアなどがある構造のタイプ。逆に、最上階とひとつ下のフロアを内側で行き来できるように作られているタイプもあります。特に高級物件で最上階につくられているものは「ペントハウス」などと呼ばれたりします。

部屋の中に階段がある、というと、「ロフト」を思い浮かべる人もいるかも知れません。「ロフト」とは、屋根裏収納のことで、スペースとしては、部屋の一部や天井裏の一部を仕切り、中に入れるようにしたものです。ワンルームマンションなどでは、天井を高く作り、ユニットバスの上の部分をロフトとして使えるようにしているものなどもあります。ロフト状のスペースの場合、居室部分の2分の1未満、高さが最大で1.4メートル、窓もつけていないものについては「小屋裏物置等」として、床面積に合算されない、などのルールが建築基準法で定められています。

それに対して、「メゾネット」はちゃんとした居室として認められており、当然、ドアや間仕切り、窓なども普通に設置されています。

さて、メゾネットの中でも、木造で低層のもので、外から見ると一軒家のように見えるタイプのものがあります。よく見ると玄関がいくつもあり、それぞれに上の階と縦につながっているのがわかります。そういった物件は「テラスハウス」と呼ばれたりします。

この記事では、そういった「テラスハウス」型のメゾネット住宅について、ご説明をしていこうと思います。

特に、木造で造られ、1棟あたり左右に1戸づつの合計2戸のみの物件で、新築のものについて、その構造や、維持管理、耐震性能などについて説明をしていこうと思います。

説明にあたって、主に「中古マンション」との比較の中でご説明をしていきたいと思います。

理由としては、「新築メゾネット」と「中古マンション」では価格帯が近いことや、「初めて物件を購入する」など、購入をお考えの方が両方を検討することが多いためです。

なお、こちらの記事での「中古マンション」は、メゾネットタイプではなく、1フロアの通常の間取りのものを対象としています。

新築メゾネットと中古マンション、こんなに違う

構造がこんなに違う

マンションと新築メゾネットでは、構造が大きく異なります。

マンションでは、例えば、1フロアに20戸入っている10階建ての場合、通常の間取りであれば、必ず、角部屋とそうでない部屋が発生します。一方、メゾネット物件の場合、1棟に2戸しかないので、どちらの部屋もかならず角部屋になります。

また、マンションでは、上下左右に部屋があるのが普通です。周囲に部屋が多いほど、騒音が気になります。生活をしている限り、多少の生活音は必ず発生します。それらが騒音になります。特に、上からの騒音はとても気になります。また、自分自身も、下に音を伝えないよう、多少は気を使いながら暮らすことになります。

しかし、メゾネットタイプでは、上下には部屋は存在しません。左右もどちらか片方にしか隣接する部屋がないので、周囲の物件の生活音・騒音はほとんど気になりません。

敷地面積も異なります。

例えば、各階9戸入っている6階建てのマンションの場合、全部で54戸です。そのため、各戸の敷地の持ち分も50分の1あまりに分割されることになります。したがって、区分マンションの一つの持ち主が持っている土地の所有分はごくわずかとなってしまいます。
それに対して、新築メゾネットの物件の場合、2戸で、敷地の持ち分をわけるので、土地の約半分が自分のものということになります。

購入のしやすさがこんなに違う

土地面積が広いので、融資の際の評価額も中古マンションも数年来の高い水準で売却することができます。したがって、購入に際しても、値下がりのリスクなどよりもまずは住みやすさ、自分たちらしさにこだわって選ぶことができます。(値下がりのリスクが無いわけではありません)

資産価値が高い

建物は形のあるものなので、年数が経つにつれ、どうしても価値が下がっていきます。一方、土地の価値は年数では変化しません。物件価格は「土地価格」と「建物価格」の合計です。同じ価格の新築メゾネットと中古マンションを比較した場合、新築メゾネットのほうが、価格に占める「土地価格」の割合が高くなります。このため、新築メゾネットは値下がりに強く、資産価値が高いということになります。

維持管理がこんなに違う

一般的な分譲マンションでは、住宅の購入費用以外にも、管理費や修繕積立金が必ず発生します。これは、大きなマンションになるほど、それ修繕するとなると大きな金額が必要になるためです。多くの物件では12年毎に大規模修繕を実施します。自分ひとりだけであれば、お金の工面をちゃんと計画できるかもしれませんが、住民全員がそうとは限りません。将来発生する大規模修繕に備えて、予め、住民全員が責任をもって、そのための費用を積み立てておく必要があるのです。

それに対して、メゾネットタイプでは、おもに自分たちの物件だけを管理していれば何の問題もありません。自分の資産形成のペースに合わせて、修繕の計画を考えることができます。

マンションの維持管理費についてはこちらの記事もご覧ください。

年数が経つとわかる、新築メゾネットの維持管理費

耐震性能がこんなに違う

新築メゾネット物件の中には、2×4(ツーバイフォー)工法で作られている物件もあります。これらは従来の軸組工法にくらべて、何倍もの強さを持っています。実際、1995年の阪神淡路大震災の際には、2×4工法の住宅は「96.8%が生活に支障なし。全壊・半壊はゼロだった」という報告もあります。

このように新築メゾネットは中古マンションに比べて様々なメリットがあります。

気になった方は一度こちちのサイトでイメージを確認してみてはいかがでしょうか?

 

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