名鉄常滑線は名古屋市熱田区にある「神宮前駅」から常滑市にある「常滑駅」を結ぶ路線のことです。
この記事では、名鉄常滑線沿線の地価・路線価情報と、今後の値上がり予想をまとめています。
注目のエリアや新スポット情報も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
名鉄常滑線とは?
名鉄常滑線は知多半島の西岸に沿って走る路線で、名古屋市中心部への通勤路線として広く利用されています。
また2005年に名鉄空港線(常滑駅-中部国際空港駅)が開業して以降は、名鉄名古屋本線などと同様に幹線としての役割を持つようになり、運転速度も向上しました。
すでに100年以上の歴史がある路線で、過去には空襲や伊勢湾台風の被害を受けたこともありましたが、無事に復旧を遂げて現在に至ります。
名鉄常滑線沿線の地価一覧
以下は名鉄常滑線沿線における令和4年度~令和6年度の公示地価の一覧です。(沿線に標準地があるポイントのみ抜粋)
標準地番号・所在地 | 最寄り駅 | 地価(令和4年) | 地価(令和5年) | 地価(令和6年) |
名古屋南-18(愛知県名古屋市南区豊田1丁目) | 道徳 | 147,000円 | 153,000円 | 162,000円 |
東海-11(愛知県東海市大田町後田) | 太田川 | 103,000円 | 117,000円 | 131,000円 |
知多-3(愛知県知多市新舞子東町) | 新舞子 | 82,100円 | 83,100円 | 85,400円 |
いずれもこの3年間の地価は上昇傾向となっており、特に太田川駅周辺の上昇率が高いことが分かります。(令和4年→令和6年:127%)
太田川駅周辺は商業施設や文化施設が立地している他、散策路なども整備された住みやすい地域であるため、名古屋のベッドタウンとしても高い人気を誇っています。
2024年6月には駅前に新たな商業施設「EAST BLUE」もオープンし、今後の更なる発展が期待される地域です。
名鉄常滑線沿線の路線価一覧
以下は名鉄常滑線沿線における令和4年度~令和6年度の路線価の一覧です。
駅名 | 所在地 | 地価(令和4年) | 地価(令和5年) | 地価(令和6年) |
神宮前 | 愛知県名古屋市熱田区三本松町18-1 | 350,000円 | 360,000円 | 410,000円 |
豊田本町 | 愛知県名古屋市南区豊1丁目 | 110,000円 | 115,000円 | 120,000円 |
道徳 | 愛知県名古屋市南区豊田1丁目 | 105,000円 | 110,000円 | 115,000円 |
大江 | 愛知県名古屋市南区加福本通2丁目8-1 | 105,000円 | 105,000円 | 115,000円 |
大同町 | 愛知県名古屋市南区大同町3丁目 | 79,000円 | 80,000円 | 84,000円 |
柴田 | 愛知県名古屋市南区柴田町5丁目 | 91,000円 | 92,000円 | 94,000円 |
名和 | 愛知県東海市名和町四番割 | 86,000円 | 89,000円 | 90,000円 |
聚楽園 | 愛知県東海市荒尾町リノ割 | 64,000円 | 70,000円 | 74,000円 |
新日鉄前 | 愛知県東海市東海町2丁目 | 76,000円 | 78,000円 | 80,000円 |
太田川 | 愛知県東海市大田町後田52 | 120,000円 | 135,000円 | 145,000円 |
尾張横須賀 | 愛知県東海市養父町北反田 | 96,000円 | 105,000円 | 110,000円 |
寺本 | 愛知県知多市八幡字西水代 | 61,000円 | 63,000円 | 65,000円 |
朝倉 | 愛知県知多市緑町 | 58,000円 | 58,000円 | 58,000円 |
古見 | 愛知県知多市新知森下 | 65,000円 | 66,000円 | 67,000円 |
長浦 | 愛知県知多市長浦1丁目 | 52,000円 | 52,000円 | 52,000円 |
日長 | 愛知県知多市日長森下 | -(倍率地域) | -(倍率地域) | -(倍率地域) |
新舞子 | 愛知県知多市新舞子字大瀬55-1 | 67,000円 | 67,000円 | 68,000円 |
大野町 | 愛知県常滑市大野町5丁目 | 51,000円 | 51,000円 | 51,000円 |
西ノ口 | 愛知県常滑市西之口9丁目113 | 47,000円 | 47,000円 | 47,000円 |
蒲池 | 愛知県常滑市蒲池町5丁目105 | 31,000円 | 31,000円 | 32,000円 |
榎戸 | 愛知県常滑市港町6丁目 | 44,000円 | 44,000円 | 45,000円 |
多屋 | 愛知県常滑市多屋町5丁目160 | 37,000円 | 37,000円 | 38,000円 |
常滑 | 愛知県常滑市鯉江本町5丁目141 | 72,000円 | 72,000円 | 73,000円 |
こちらも地価同様、太田川駅周辺の路線価が最も高い上昇率となっていました。(令和4年→令和6年:121%)
この他、高い上昇率を記録した地域や今後の上昇が期待できる地域として、以下のようなエリアが挙げられます。
注目エリア①神宮前
神宮前駅は名鉄常滑線の始発駅で、名古屋駅まで約7分の位置にあります。
「パレマルシェ神宮」をはじめ、大型商業施設やスーパーマーケット、またホームセンターなどが充実しており、多くの人が行き交う利便性の高い地域です。
2024年9月には新たな商業施設「あつたnagAya」が誕生するなど、今後も路線価の上昇が予想される地域です。
注目エリア②聚楽園
聚楽園駅は東海市荒尾にある駅で、名古屋駅まで約20分の位置にあります。
商業施設やスーパーマーケットが点在する他、広大な敷地を誇る「聚楽園公園」などの自然スポットも充実していることから、住環境の整った住みやすいエリアだと言えるでしょう。
聚楽園駅周辺の路線価はこの3年間で16%上昇しており、今後も引き続き上昇傾向が続くと予想されます。
注目エリア③朝倉
朝倉駅は知多市緑町にある駅で、名古屋駅まで約22分の位置にあります。
この3年間においては路線価の変動が見られないものの、2024年4月には健康増進施設の「アクアマリンプラザ」がオープンしたり、市役所の新庁舎建設準備が進んでいたりと、住環境の改善に向けた取り組みが広く行われていることから、今後の価格上昇が期待できる地域だと言えるでしょう。
まとめ
太田川駅や神宮前駅など、名鉄常滑線沿線には路線価が大きく上昇している地域がいくつかあり、今後もこの傾向は続いていくことが予想されます。
また朝倉駅のように現時点では変動が少ない地域についても、新たな施設のオープンによって価格が上昇する可能性が考えられるため、土地の売買をお考えの方はチェックしておくと良いでしょう。