初めての住宅購入!親からもらった意外なアドバイス8選!【名古屋市33歳・たかしさんのエピソード】

初めての住宅購入で、親からのアドバイスを嫌がっている方は多いのではないでしょうか。

この記事で紹介する、名古屋市在住のたかしさんもその1人でした。

たかしさん「家の購入を親に相談したら、口うるさくアドバイスされました。実際に住むのは自分たちなんだからあまり口出ししないでくれ!と言いましたが聞いてくれず…しかし今ではそのアドバイスのおかげで快適な暮らしを実現できています!」

親からのアドバイスを素直に聞いて住宅を購入したことで、今では後悔することはなく快適に暮らしているそうです。

そこでこの記事では、名古屋市在住の仮名たかしさんが親から言われた住宅購入のアドバイスを、エピソードを交えて紹介します。これから住宅を購入する方は、ぜひ参考にしてみてください。

実際に家を建てた親からのアドバイスは信用できる! 

親から、家づくりのことに関してアドバイスをもらうのが苦手な方もいます。自分たちが住む家なのに、間取りやお金のことをいちいち言われるのは少し遠慮したいと思うからです。

しかし、自分たちが家づくりで後悔したことを子どもに経験してほしくない思いで、実際に経験して困った点をアドバイスしているため適格です。

少し口うるさいかもしれませんが、素直にアドバイスを聞いた方が、より快適な住宅の実現ができる場合があります。親からのアドバイスがプラスになるケースは多いでしょう。

設備に関するアドバイス3選 

ここでは、たかしさんが親から言われた設備に関するアドバイスを3つ紹介します。実際に住んでみないと分からない内容だったため、助かったそうです。

トイレは1階だけでなく2階にも作った方が良い!

たかしさん「妻と子ども2人の4人暮らしですが、子どもが小さいのでトイレは1つだけしか予定していませんでした。でも『将来のことを考えて2階に付けた方が良い』と言われました」

トイレの数を1つにするか2つにするかは、子どもの年齢で判断するようにしましょう。以下のように小学校の学年によって判断するのがおすすめです。

夫婦+子ども2人(小学校高学年以上)トイレ2個
夫婦+子ども2人(小学校低学年以下)トイレ1個

例えば将来、子どもが大きくなれば自分の部屋にいる時間も長くなります。そのため、子ども部屋を使用し始める小学生高学年になるころには、トイレが2つある方がおすすめです。

子どもがまだ小さくて、自分の部屋を使用しないうちは、トイレを1つにしておいても問題ありません。ただし、2階にトイレを設置する予定なら「トイレのスペースと配管工事」を済ませておくようにしましょう。

食洗器なら家事が時短できる!

たかしさん「食器は手洗いで十分と思っていましたが、食洗器の設置をすすめられました。実際に使ってみると、食器洗いの時間が短縮できたため、今では手放せません」

食洗器は「家事の時間短縮」「家事が楽になる」などのメリットが豊富です。しかし、デメリットもいくつかあるため注意しましょう。食洗器を設置するメリットとデメリットは以下の表のとおりです。

メリット家事の時短手が荒れない衛生面で優れている
デメリット洗えないものもある手洗いが早いものがある

一番のメリットは、家事の時間が短縮できることです。手洗いに費やしていた時間を、シンク掃除や料理の準備など他の作業にまわせます。ただし、お弁当用の容器は熱で変形したり、コーティングがはがれる恐れがある鍋などは洗えない場合があるため、手洗いが必要です。

メリットとデメリットを理解したうえで、設置を検討しましょう。

床暖房の設置は慎重に!

たかしさん「マイホームには床暖房を設置したいと考えていましたが、以外と電気代やメンテナンス費用がかかるとアドバイスされたので、設置しませんでした」

床暖房のメリットは以下のとおりです。

  • 床が効率よく温まる
  • 頭をひやし足を温めるため健康に良い

熱が均一に広がり床全体が温まるため、リビングなどに設置すれば快適に過ごせます。「頭寒足熱」となるため、暖房の風が苦手な方にとっては必須です。

しかし、毎月の電気代はエアコンよりも高くなるケースがあります。

  • 8畳用の床暖房・・・月約2,800円
  • エアコン・・・月約1,700円

金銭面や快適性を判断して、自分に合うほうを選ぶようにしましょう。

参考資料:Panasonic 2022 木質床材・玄関框・床暖房・階段・手すり WEBカタログ

参考資料:Panasonic エオリア CS-221DFL

間取りに関するアドバイス3選

ここでは、間取りに関するアドバイス内容を3つ紹介します。奥さまの目線や将来の生活を考えた間取りにできたため、実現して良かったそうです。

生活動線を意識するべき!

たかしさん「生活動線という言葉さえ知らなかったので『家事をする人のことも考えてよ!』と、奥さんに怒られてしまいました(笑)。親からアドバイスを聞いて、キッチン、洗面所、ベランダの動線を最短にすることで家事が楽になったと、奥さんも喜んでいます」

玄関、キッチン、洗面所、ベランダなどの生活動線が悪くなると、部屋を動き回らなくてはいけないため不便です。例えば、買い物から帰ってきてすぐに食材を保管したいのにキッチンと玄関が離れていたり、洗濯機がある洗面所からベランダまでが遠かったりなどのケースなどがあります。

生活動線が適切に反映されていない場合、無駄な動きが増えて家事の負担になるため注意が必要です。間取りを決める際には実際の生活をイメージして、無駄のない作りにしましょう。

トイレやお風呂は玄関から見えない場所に!

たかしさん「玄関を開けた先にトイレを作ろうとしてしまいました。用を足しているときに来客があれば相手にも迷惑がかかるため、玄関の死角になるようにお風呂やトイレの場所を考え直しました」

玄関先がトイレやお風呂になれば、用を足したあとやお風呂上りに来客者と対面してしまいます。また、玄関に来客者や宅配業者がいるときにトイレやお風呂から出られません。

このような事態を防ぐためにも、玄関から見えない「死角」にトイレやお風呂を配置するようにしましょう。

主寝室は1階に作りなさい!

たかしさん「1階にリビングと小さめの和室を併設して、2階に子ども部屋と主寝室を予定していました。しかし『老後に2階まで上がるのがとても苦労する』と親からアドバイスをもらいました。そのため、リビングの隣の部屋に広めの部屋を作って、将来、主寝室にできるようにしました」

年を取ると、階段の上り下りで膝や腰に負担がかかるため、2階に上がるのが大変です。そのため、リビングの横に広めの部屋を作っておくようにしましょう。

子どもが小さいうちは、遊び場や勉強部屋として使用しておき、大人になって家を出た時に夫婦の主寝室に活用できます。部屋を作る際には、老後のことも考えるようにしましょう。

お金に関するアドバイス2選

勉強しても細かい理解が難しいのが、住宅に関する「ローン」や「補助金」に関する内容です。ここでは、たかしさんが親から言われた、お金に関する2つのアドバイスを紹介します。 

住宅ローンは「収入」と「返済」のバランスが大切!

たかしさん「住宅ローンシミュレーションを試したら、毎月の支払いが今の家賃よりも高くなりました。親のアドバイスも参考にして、無理のない金額でローンを組んだら生活費に余裕が出てよかったです」

理想的な返済比率は年収の約20%〜25%と言われています。以下の金額を参考にしておきましょう。

年収別返済額と借入金額(返済比率20%、金利1%、返済期間35年の場合)

年収(万円)月間返済額(万円)年間返済額(万円)借入額(万円)
2003.3401150
3005601775
4006.7802375
5008.31002940
600101203550
70011.71404145
80013.31604710

収入に応じた適切な借入金額を知っておくことで、住宅の購入価格の目安が分かります。

使える補助金を利用するべき!

たかしさん「住宅購入で使える補助金があることは知りませんでした。アドバイスをもらって調べたら、負担が軽減できました」

注文住宅を対象とした補助金や助成金には、以下の種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

事業名特徴
子育てエコホーム支援事業子育て世帯・若年夫婦が対象新築住宅で最大100万円の補助金申込期限2024年12月末まで(予算上限まで)
給湯省エネ2024事業注文住宅の建築主や購入者等ヒートポンプ給湯機1台8万円等申込期限2024年12月末まで(予算上限まで)
LCCM住宅整備推進事業グループ登録された地域の工務店によって「長寿命型(認定長期優良住宅)」「ゼロ・エネルギー住宅型・長期対応(ZEH、NearlyZEH)などの注文住宅を建てた方等長寿命型(認定長期優良住宅)は最大105万円等一般のお問い合わせの受付は令和6年1月12日17:00をもって終了

補助金の種類を参考にして、無理のない住宅購入の計画を立てましょう。それぞれの補助金の詳細は、各参考資料を確認してみてください。

参考資料:子育てエコホーム支援事業

参考資料:給湯省エネ2024事業

参考資料:LCCM住宅整備推進事業

まとめ

たかしさんは、親からアドバイスを受けて「経験者のアドバイスは適格」であることを知りました。親が住宅を購入していなくても、友人や知り合いの体験談を参考にしてみるのもおすすめの方法です。

これから住宅を購入する方は、この記事で解説した8つのアドバイスを参考にして、快適なマイホーム生活を送りましょう。

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