【建て替えvsリフォーム】あなたの知らない意外なメリット・デメリット

両親から受け継いだ自宅や購入して月日が経った分譲住宅は、子供が独立して同居人が減ったといった、ライフスタイルの変化に合わせて間取りを変えたいと考えるかもしれません。その時、自宅を建て替えた方がいいのか、リフォームをした方がいいのかは悩むところ。そこで今回は建て替えとリフォームのメリットとデメリットをそれぞれ簡単に解説していきます。

建て替えとリフォームの違いとは

建て替えとは今住んでいる自宅を取り壊し、新たに一戸建てを建てることです。一方、リフォームとは今住んでいる自宅はそのままに、間取りを変えたりキッチンなどの設備を取り替えることです。リフォームには増築することも、減築することも含まれます。増築は部屋やベランダ、バルコニーなどを敷地内に追加し床面積を増やすこと、減築は部屋などを取り壊して床面積を減らすことです。建て替え・リフォームのどちらにもメリットとデメリットがあります。

建て替えのメリットとデメリット

建て替えることのメリットは、間取りをはじめから見直すことが可能なこと、基礎工事から行うため耐震工事が可能なこと、断熱工事をすることで住みやすい住宅にできることです。建て替えたいと考えている時に住宅ローンが残っていたとしても、収入や勤続年数などの諸条件をクリアしていれば、建て替えローンに切り替えることが可能です。返済期間も最長で35年と、長期間借り入れが可能。さらに長期優良住宅に建て替えれば、住宅ローンの優遇措置や、税の特例措置などの優遇が受けられます。

一方、建て替えることのデメリットは取り壊しをし、基礎の工事を行わなければならないため、工期が3~8か月と長くなってしまうことです。取り壊し前に仮住まいのアパートなどに引っ越しをする必要があります。もし所有している自宅が2006年以前に建築されたものなら、発がん性物質のアスベストを含んでいる建材などが使用されている可能性が考えられます。そのような場合は、アスベストが飛散しないように工事を行うことから、解体費用も高額になってしまいます。また、ライフスタイル変化に伴う、間取りの変更を考えると追加費用が発生します。建て替え費用は一坪当たり40~90万円が相場で、総額1000万~4000万円はかかるため、決して安いものではありません。

リフォームのメリットとデメリット

リフォームのメリットは予算が立てやすいこと、改修する場所が限定されるため引っ越しをしなくても済む可能性があること、工期が1~6か月程度と短いことが挙げられます。減築をする際は固定資産税が減額されることもプラスの要素でしょう。

しかし、リフォームのデメリットは思い描いていたような間取りにできない、大掛かりなリフォームをする場合には、想像以上の費用がかかることです。特にキッチンやふろ場などの水回りの位置を変えようとすると、費用が増加する傾向があります。増築する際には、自治体への確認申請が必要で、工事完了後に固定資産税が上がります。またツーバイフォー(2×4)やプレハブ工法で建てられた一戸建てをフルリフォームしようとすると、構造的な問題があり、リフォームを任せられる会社が限られてきます。無担保型リフォームローンは返済期間が最長で10~15年、金利は2~5%、借入金額の上限が1000万円。一方、有担保リフォームローンは返済期間が最長35年、金利は1~2%、借入金額は1000万~1億円です。もし住宅ローンの返済があり、それに加えリフォームローンの返済が始まると、今までより生活が苦しくなることも考えられます。なお、一部の銀行では、住宅ローンとリフォームローンを合算したリフォーム一体型ローンを提供していますから、興味があれば銀行に問い合わせてみるとよいでしょう。

建て替えにするかリフォームにするか迷った場合は、スケルトンオーダーハウスという選択肢を検討してみては

スケルトンオーダーハウスとは、年代などによって暮らしが変わることを見越して、間取りを変えやすいようにあらかじめ設計された住宅です。子供が大きくなれば個室で勉強がしたい、子供が独立すれば子供部屋を有効活用したい、会社から独立した時に自宅で仕事をしたいなど、ライフスタイルやライフイベントによって自由に間取りが変えられることができます。部屋が余る場合は、部屋を貸し出すことで収入を得ることも可能です。

現在所有している自宅をリフォーム、もしくは建て替えを考えているなら、売却や一戸建て賃貸も視野に入れて、スケルトンオーダーハウスの購入を検討してみるといいでしょう。

 

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建て替えもリフォームも数十年先のライフスタイルを見据えて行いましょう

ライフイベントがあるごとに住環境を変えていくことは重要なことです。建て替えやリフォームを考える際には本記事をぜひご活用ください。

 

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