【原状回復DIY】フローリングのキズや、柱のシールの跡など、賃貸住宅の傷を直すには?

賃貸住宅に住まれている方は床や壁をこすってしまった、傷をつけてしまったりしてヒヤヒヤしたことはないでしょうか?引越しなどで退去する際、生活することによってついてしまうどうしようもない汚れ以外は借主は原状回復の義務があるためリフォームやクリーニングのための費用を請求されます。また、持家の方でも住むところはキレイな状態にしておきたいもの。ここでは壁や床についてしまった傷の補修の方法、傷予防のためにできることをご紹介します。

フローリングにおける傷・へこみ補修の仕方

重いものを落としたり、テーブルの脚や椅子のキャスターで擦ったりしてフローリングに傷やへこみができてしまうことはよくあります。ここではフローリングの傷、へこみの補修の仕方をご紹介します。

擦り傷・引っかき傷

擦り傷はテーブルの脚などで引きずってできる線の傷です。色の濃いフローリング材だと余計に目立ちます。この場合、床材と近い色のタッチアップペンで塗る、という方法があります。高森コーキから発売されているクレヨンタイプの補修材は、たくさんの色のチョイスがあることと色を混ぜて練り合わせると言う技も使えて便利です。色を選び、傷にこすり付けて傷を埋め、色をつけることができます。塗るだけのものもありますし、クレヨンの違う色同士を削ってこねて使うこともできます。引っかき傷で傷も浅く、引っかき後が目立つだけのような場合はクレヨンタイプの補修材を塗りこんで目立たなくしましょう。

傷が大きい、深い場合の補修方法

傷が広範囲、へこみが大きくて目立つ、というような色を塗るだけでは補修が難しい場合はどうしたらよいでしょう?その場合も高森コーキから発売されている補修用具が使えます。クレヨンタイプではなく、ハンダゴテのような電気コテで色のスティックを溶かし傷に埋め込んで補修するタイプです。付属の専用のコテでカラースティックを溶かして傷を埋め、傷の周りに耐熱保護材を塗った後に電気コテで傷に盛ったカラースティックの余分な部分を取る、という手順で行います。深い傷の場合、カラースティックを熱で暖めて調合するという少し難易度が上がる作業となりますが板の張替えよりは手軽です。

出典 高森コーキ

http://www.takamori-kohki.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/12/%E8%A3%9C%E4%BF%AE%E7%94%A8%E5%93%81.pdf

フローリングの傷予防法

フローリングの補修には手間がかかります。あらかじめ傷がつかないように防止する方法をご紹介します。

カーペットやマットを敷く

フローリングに傷をつけないようにする一番手っ取り早い方法は、テーブルや椅子を置くところにカーペットやマットを敷いてから置くことです。椅子は座ったままずらしたり、キャスター付きの椅子になると座ったまま移動したりするため傷がどんどんついてしまいます。このような場合、テーブルや椅子を使うところにカーペット、マットなどを敷いてみてはどうでしょうか。その他にも、緩衝材でできたクッションマットを使えば物を落として割れてしまうことを防ぐこともできます。台所の床や机の椅子を置く場所は、水がはねて汚れやすい上に、傷がつきやすいところですから汚れの防止にもなります。モノを置くことでフローリングを隠したくない場合はワックスを塗っておく、椅子の脚側にカバーをつけておく、というのも一つのやり方です。

壁の傷の補修方法

次に壁の傷の補修方法についてです。壁の傷といえば引っかき傷、カレンダーなどをかけるためにねじや画鋲を刺した穴の跡などがあります。これらの穴も補修材を使うことで埋めることが可能です。前述した高森コーキからクロス・壁紙の穴埋めかくしという補修材が販売されています。壁のクロスにあいた穴の補修の場合、まず壁の穴の状態を確認し穴の周りにささくれがある場合は取り除きます。次に補修材を穴に流し込み穴を埋め、固まらないうちにヘラを使って余った補修剤を取り除き整形することで治ります。壁の色と近い色の補修材を使うことで目立たなくなるようにするとよいでしょう。

壁に貼ったシールをきれいに剥がすには?

傷と同じようにきれいにしたいものとして、シールの跡があります。壁に貼ったシールをきれいに剥がしたい場合どうすればよいでしょうか?紙のシールであれば水を含ませてふやかしてとるのが一番。粘着テープやプラスチック製のシールなどがべったりくっついてしまっている場合は水では取れませんし、水を使うことができない材質もあるでしょう。そのような場合はドライヤーを当ててみてください。暖めることで接着剤が緩み、きれいにはがせる場合があります。お掃除の便利グッズや感染症対策を考えた掃除の方法については以下の記事でもご紹介していますので参考にしてみてください。

お掃除便利グッズの紹介 

大掃除は感染症対策がポイント 

まとめ

いかがでしょうか。賃貸物件の原状回復、持家の傷の補修についてフローリングの補修方法、傷の防止方法、壁の穴の補修方法、シールの剥がし方についてご紹介しました。あまりに大きな傷やはがれについては専門の業者にお任せするしかないでしょうが、簡単な傷は自分で補修して原状回復費用の抑制に役立ててください!

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