置くのは車だけじゃもったいない!車庫の有効活用法

注文住宅を建てるときに、車を置くためだけでなく防犯のために車庫を作っておきたいと考えるかもしれません。今回は車庫を作るときに気を付けたいポイントと活用方法を解説していきます。

駐車スペースは3タイプ

マイホームを建てるときに、駐車場が必要になる家庭がほとんどだと思います。駐車方法には大きく分けると3つあります。

・青空駐車場タイプ

車を建築物の中に入れないため、雨ざらしになります。そのため車を傷めやすく、防犯上にも難があります。しかし、建築物がないため建ぺい率に含まれず、大きな家が建てられることがメリットです。

・カーポートタイプ

屋根付きの駐車場で四方に壁がないタイプです。雨や日光から車を守ってくれることや、建築基準の緩和措置を満たせば、建ぺい率に算入されないのがメリットです。緩和措置の4条件は、外壁のない部分が連続して4m以上あり、柱の間隔が2m以上、天井の高さ2.1m以上、地階を除く階数が1(1階建て)であることです。地域によっては条件が異なりますので、カーポートを選ぶときには設計士や市町村役場と相談をしてください。しかし壁がないため防犯上のリスクは青空駐車場とあまり変わりません。

・車庫(ガレージ)タイプ

三方を壁で囲んだ建築物の中に車を駐車します。そのため防犯対策としては他の2つと比較すると安全性が高まります。しかし建設コストが高くなることや、建築基準法上、建築物として扱われてしまうことがデメリットです。しかし敷地内の建築物に対して延べ床面積が5分の1を上限として、延べ床面積に算入されません。よって車庫を作る際には設計士としっかり相談してください。

車庫を収納場所として有効活用する

車を入れるためにだけ車庫を使っていてはもったいないと思われるでしょう。自転車やバイクを入れておくことは思い浮かぶはずですが、趣味でスポーツバイクに乗っているなら、壁がけをすることでインテリアとしても楽しめます。また車やバイク、自転車の整備が好きな方なら、工具や部品を壁にかけておくと小さな整備工場のような雰囲気が味わえます。特におすすめの壁収納は、ペグボードを使った方法です。パンチングボードや有孔ボードとも呼ばれています。

ウインタースポーツが好きなら、スタッドレスタイヤを置いておくスペースとしても役立ちます。DIYでタイヤラック(置き場)を作ってもいいでしょう。アウトドアが好きでキャンプ用品や釣り道具などを保管しておくとしても、車庫内なら泥で汚れても気にする必要がありません。

ハイエースワゴンなどの全高が高い車を所有している、もしくは購入予定なら車庫の高さも必要になります。そのときには、吊り棚を使って観葉植物を置いたり、アイボルトやアンカーボルトを直接天井に取り付けてスポーツバイクを吊り下げたりしてもいいでしょう。

車庫内の照明器具はどこに何を付ければいいのか

シャッターを付ければ車庫内が暗くなるため、照明器具を取り付ける必要があります。車庫の天井が高く、車の天井に当たる心配がないなら、天井に取り付けるシーリングライトがおすすめです。もし車庫の天井を低くした場合、天井に埋め込むダウンライトを取り付けます。ダウンライトを取り付けても車の天井に当たってしまいそうなら、車庫内の壁にブラケットライトを取り付けてください。

他には車庫内には車から降りたときに人感センサー付きのスポットライトを付けておけば、自動的にライトが点灯し安全に車庫内を移動できます。また車庫の外にも人感センサー付きのスポットライトを付けておけば、防犯の役目を果たすことやシャッターを開ける時にも役立ちます。ただし外につけるスポットライトは防水対応のものを選び、強風対策も同時に行ってください。

ビルトインガレージを作るときに気を付けておきたいこと

自宅の1階を車庫にしていて、車庫と自宅が一体になっているものをビルトインガレージと呼んでいます。ビルトインガレージのメリットとしては、自宅とつながっていることから、荷物の持ち運びや室内へすぐに移動できることが上げられます。居住空間が少なくなってしまうことや駐車しにくい、間取りの自由度が制限されてしまうデメリットがあります。しかし自宅とつながっているからこそ、しっかりと対策をしなければならないこともあります。

・エンジン音や排気ガスの対策が必要

車やバイクのエンジンをかけたときに、エンジン音が自宅内に響かないようにすることや、ビルトインガレージの上に寝室やリビングを設置しないなどの対策が必要です。またビルトインガレージに換気扇を取り付けるなどの換気対策をして、室内に排気ガスが流れていかないようにしてください。

・耐久性に対する対策が必要

ビルトインガレージの開口部を広くすると、開口部に壁がないことから耐久性が下がってしまいます。そのため耐震性を担保するには開口部を狭くするか、開口部を広くするなら重量鉄骨造か鉄筋コンクリート造にする必要があります。

自宅に車庫を作って楽しい生活を送りましょう

趣味を楽しむ場としても活用できる車庫があることは、生活にもハリが出て仕事への活力になるでしょう。注文住宅を建てるときに車庫を建てたいときには、本記事をぜひご活用ください。