ガスが使えない?手紙が届かない?新生活に必要な手続きって?

いよいよ年度末。入学や入社、転勤などで引越しをして新しい生活を始める方も多いのではないでしょうか。引越しの手配や荷造り、賃貸契約の解除、役所への転出届出などやることがたくさんあります。ただでさえ忙しい年度末、計画的に効率よく行いたいものです。ここでは引越しをするときに必要な手続きについていつまでにやればいいのか、方法、窓口について紹介します。

計画を立てる

転勤、引越が決まったらまず計画を立てましょう。何を、いつまでに、誰が、どうやって、連絡先と手続きに必要なものを書き出してリストにします。ひとつひとつどれくらいの期間がかかるかを予想して、着手する時期を決めてください。それぞれの手続きの関連性を考え、例えば役所に行く必要がある手続きがあれば、他の手続きに必要な書類もまとめてそのときに取るように計画します。順番と行く時期を考えて二度手間にならないようにしましょう。では具体的にどのような手続きがあるかを紹介します。

不動産管理会社への連絡

賃貸に住んでいる方は引越しが決まってまずやることは管理会社への連絡です。退去予定日を伝え、退去の際の立会い・契約の精算・退去までにやらなくてはいけないことを確認します。賃貸契約では退去の1ヶ月前までに通知すること、退去予定日まで1ヶ月未満の場合は1か月分の家賃を支払うことになっているのが一般的です。

引越業者の手配

次に引越しの段取りです。引越し業者に引越し日を伝えて見積もりを出してもらいます。業者を選定したら引越し日までの段取り、梱包資材の手配や当日の作業内容と時間、料金の詳細を確認。当日の連絡先と担当者を忘れずに聞いておきましょう。不用品や粗大ごみを処分してもらうのか、引越しの日までに自分で処分するのかも考えておく必要があります。忘れてしまうと引越し業者に処分をお願いすることになり費用が発生しますのでご注意を。

契約関連の手続き

引越しの手配ができたら、電気、ガス、水道、電話、NHK、インターネットの契約先に連絡して停止、解約、移転の手続きをしましょう。立会いが必要であれば日時を打ち合わせてください。引越しの当日のスケジュールにあわせて、鍵の引渡しの前までに完了するのがベストです。

役所や学校の転出届・転校届

役所や学校に転出、転校届けを出しましょう。転出届は引越しの14日前から受け付けられます。役所に転出届を出すときにはあわせて国民健康保険の資格喪失手続きすることも大事。国民健康保険の資格喪失手続きが遅れると、引っ越した先で加入した国民変更保険料の請求と2重に請求が来る恐れもありますから注意してください。印鑑登録は転出届けを出した時点で無効となります。登録カードを返却しておきましょう。お仕事をされている方は、役所や学校が空いている時間に行くため休暇を取る必要があるかもしれません。調整が大変ですが、お休みを取ってまとめて済ませてしまうと効率的です。 

郵便物の転送届

次は必須の新住所への転送届の手続き。最寄りの郵便局かインターネットで手続きができ、届け日から1年間旧住所宛の郵便物等を新住所に転送されるサービスです。これさえやっておけば、送り主に事前に新住所を連絡しておかなくても、新住所に転送されてきた郵便物を確認して新住所を連絡するだけ。定期的に送られてくる明細書や請求書、年賀状なども転送されてきてから確認すればよくなるオススメの方法です。

引越し直前にすること

引越しの直前には、冷蔵庫、冷凍庫を空にしてコンセントを抜き、引越し当日の移動のときに水が出ないように準備しておきます。洗濯機も水抜きも忘れずに。引越しの荷物に入れるものを決め、はさみや梱包のヒモ、ガムテープやごみ袋、軍手や雑巾など退去のときまで使いそうなものと着替えや貴重品は自分で持ち運ぶようにして分けておきます。お世話になったご近所の方、なじみのお店などに挨拶回りをして御礼を伝えることも忘れないようにしましょう。

引越し直後にする手続き

新居への入居が完了したら14日以内に役所に行き転入手続き、お子さんの学校への転入手続きをしましょう。国民健康保険の申し込み、印鑑登録の手続きも必要です。運転免許証は警察署で住所変更、車を所有している方は陸運局への住所変更の連絡も忘れないようにしてください。また、これからお世話になるご近所さんへの挨拶回りも忘れないようにしましょう。

住所が変わることによって必要な手続き

残りは銀行、郵便局、証券会社、保険会社等の住所変更が必要なサービスに新しい住所を連絡、登録していきます。インターネットで取引しているような場合はパソコンを用いて順番に確認するのがよいでしょう。転送されてくる郵便物は毎回あて先を確認して前の住所であれば送り主に連絡するようにしてください。

まとめ

引越しをするときの手続きをご紹介しました。新しい生活の準備に忙しい時期になります。モレなくムダなくできるようにまずリストを作ることからはじめてみてはいかがでしょうか。以下の関連記事もご参照ください。

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