熱田神宮は中部地方最大の参拝者数を誇る、全国でも人気の高い初詣スポットです。
2021年の初詣シーズンも賑わいが予想されますが、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、なるべく人の少ない時間帯で参拝したいという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、熱田神宮での初詣をスムーズに行うために知っておきたい作法やおみくじ・お守りの販売場所をご紹介。
初詣シーズンの混雑予測や熱田神宮の周辺駅・駐車場情報もまとめているので、空いている時間を狙って参拝したいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
名古屋を代表する初詣スポット【熱田神宮】
まずは、熱田神宮の特徴と参拝の作法について詳しく見ていきましょう。
おみくじ・お守りを購入できる場所もまとめています。
熱田神宮の特徴
熱田神宮では、天照大神(あまてらすおおみかみ)から授けられた三種の神器の1つ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」が祀られています。
境内には全国の崇敬者から寄せられた6,000点以上の奉納品が展示されている他、本宮・別宮外43社が祀られているなど、見どころ満載の神社です。
例年、商売繁盛・家内安全・漁業豊漁を祈る「初えびす」や、五穀豊穣を祈る神事などが行われており、全国から多くの参拝客が訪れています。
中でも初詣シーズンは参拝客が多く、東海地方のみならず全国のランキングでも上位に入るほどです。
熱田神宮へ初詣するときの作法
熱田神宮に限らず、神社へ参拝する際は正しい作法を守ることが大切です。
神社の参拝方法は知っているようで知らないことも多いので、初詣へ行く前にしっかり身に付けておきましょう。
手水舎 | 神社へ参拝する際は、はじめに「手水舎」で手と口をすすぎます。手水とは、穢れを流す「禊」を略式化したものです。 |
参道 | 鳥居をくぐってから神前に向かう道のこと。中央は神様の通り道とされ、中央を避けて歩くことが礼儀となっています。 |
二拝二拍手一拝 | 参拝の際は「二拝二拍手一拝」が作法です。 |
玉串奉奠(たまぐしほうてん) | ご祈祷を受ける際に行われる儀式のことです。手順は以下の通り。1. 玉串を受け取り、玉串の先が上になるように90度回して立てる2. 左手で玉串の根元を持ち、玉串に祈念する3. 玉串を時計回りに回し、根元が神前に向くようにする4. 玉串台の上に玉串を供える5. 一歩下がり、二拝二拍手一拝をしてお参りする |
おみくじ・お守りはどこで買える?
初詣と言えば、1年の運勢を占う「おみくじ」も欠かせませんよね。
熱田神宮の境内でおみくじを購入できる場所は以下の通りです。
授与場所 | 授与所(本宮・上知我麻神社) |
授与時間 | 午前7時~日没頃まで※12月31日~1月5日は24時間営業 |
授与所では、家内安全・業務繁栄・身体健全・交通安全・厄除け・縁結びなどのお守りも購入できます。
なお、正月三が日は境内に社務所が増設され、おみくじを引ける場所も増えるようです。
それでも混雑時は30分以上の行列になることもあるので、あまり並びたくないという方は次で紹介する混雑時間を避けて参拝すると良いでしょう。
初詣の狙い目はいつ?熱田神宮の混雑時間とアクセス情報
続いて、熱田神宮の初詣シーズンの混雑予想とおすすめの時間帯をご紹介。
熱田神宮周辺の駅・駐車場情報もまとめているので、事前にアクセス方法をチェックしておきましょう。
初詣シーズンに予想される混雑時間
例年の熱田神宮の初詣混雑状況は以下の通りです。
日にち | 混雑時間 |
12月31日(大晦日) | 23時以降 |
1月1日(元旦) | 0時~3時・10時~15時 |
1月2日 | 10時~15時 |
1月3日 | 10時~15時 |
1月4日 | 10時~15時・23時以降 |
1月5日 | 0時~3時・10時~15時 |
中でも、大晦日の23時頃から翌元旦の午前3時頃までが混雑のピークとなります。
その後はいったん落ち着きますが、また日中になると混雑してくるため、どうしても元旦に初詣をしたいという方は午前4時~7時頃がおすすめです。
以降も日中の混雑は続くものの、夕方以降であれば比較的参拝しやすいです。
ただし、1月5日は「初えびす」という神事が行われる関係で、再び深夜の混雑が予想されるので注意しましょう。
1月6日以降は混雑もひと段落し、落ち着いて参拝することができます。
熱田神宮の周辺駅
熱田神宮まで徒歩で移動できる最寄り駅は以下の通り。
駅 | 熱田神宮まで |
名鉄名古屋本線「神宮前」駅 | 徒歩約3分 |
JR東海道本線「熱田」駅 | 徒歩約8分 |
地下鉄名城線「伝馬町」駅 | 徒歩約7分 |
地下鉄名城線「神宮西」駅 | 徒歩約7分 |
熱田神宮には東門・西門・南門の3つの門があり、特に混雑するのが東門・南門です。
そのため、混雑を避けてアクセスしたい場合は、西門の最寄り駅となる地下鉄名城線「神宮西」駅の利用がおすすめです。
熱田神宮の近隣駐車場
熱田神宮には約400台の駐車場が用意されていますが、こちらは12月31日~1月5日まで閉鎖となります。
周辺は交通規制がかかるうえ、コインパーキングなども混雑が予想されるため、電車でのアクセスがおすすめ。
もしくは、熱田神宮から少し離れたところまで車で向かい、残りは電車で移動するというのも良いでしょう。
名古屋高速の出口から近い、地下鉄名城線「堀田」駅や、名鉄名古屋本線「呼続」駅周辺のコインパーキングが便利です。
まとめ
大晦日や正月三が日の夜間に参拝する場合は、新型コロナウイルスの感染対策はもちろん、防寒対策も整えて風邪など引かないよう注意することが大切。
穏やかな気持ちで新年を迎えられるよう、余裕を持って参拝してくださいね。
また愛知県には、熱田神宮以外にもおすすめの初詣スポットが数多くあります。
例年とは違う場所で初詣を楽しみたいという方はこちらの記事もチェックしてみてください。