【愛知県】県章・県の木・県の花・県の魚・県民歌をまとめて紹介!

全国の都道府県では、地域をイメージした県章や県の木・花・魚などのシンボルが制定されています。
この記事では、愛知県の県章のデザインやいわれ、また県の木・花が見られるスポットなどをご紹介。
愛知県の県民歌についてもまとめているので、それぞれに込められた意味や想いなどを踏まえ、地域への理解をより深めてみましょう。

愛知県の県章は“旭日波頭”を表現

県章のいわれ

愛知県の県章が制定されたのは、昭和25年8月のことです。
「第5回愛知国体」の開催を記念して実施された公募にて、約1600点のデザイン案から選定されました。

ひらがなの「あ」「い」「ち」を組み合わせたデザインであるとともに、太平洋に面した愛知県の海外発展性を印象付けるため、「旭日波頭」も表現しています。
旭日は「朝日」のこと、波頭は「波が盛り上がった先の部分」を意味する言葉です。
また県旗に関する定めは特になく、えんじ色の地に白抜きの県章を配置したものが慣例的に使用されています。

愛知県の木は“ハナノキ”

ハナノキが選ばれた理由

愛知県の木としてハナノキが制定されたのは、昭和41年のことです。
ハナノキは愛知県を中心とした中部地方にのみ自生しているカエデ科の落葉樹で、県民投票によって県の木に選定されました。
中でも北設楽郡豊根村の茶臼山山麓にある「川宇連ハナノキ自生地」は、国の天然記念物にも指定されています。

ハナノキとはこんな木です。

ハナノキが植えられているスポット

東山動植物園(名古屋市)植物園ゾーンの各所にハナノキが植えられています。
川宇連ハナノキ自生地(豊根村)尹良神社境内一帯にハナノキが自生しています。
グリーンステージ花の木(豊根村)自然散策・歴史散策・スポーツ・工芸体験などができる施設です。
天竜奥三河国定公園(豊根村)茶臼山高原内の国定公園。リフトからハナノキを見下ろすことができます。
愛知県民の森(新城市)キャンプやBBQなどを楽しめる施設です。

愛知県の花は“カキツバタ”

カキツバタが選ばれた理由

愛知県の花としてカキツバタが制定されたのは、昭和29年のことです。
NHK・全日本観光連盟などの共催により、郷土の花として選定されました。
原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)が現在の知立市八橋を訪ねた際、辺りの花の美しさに旅の趣を感じ、「カキツバタ」の5字を詠み込んで歌ったと伝えられています。(伊勢物語)

カキツバタとはこんな花です。

アヤメや菖蒲(しょうぶ)とよく似ていますが、実は見た目や開花時期などに以下のような違いがあります。

 カキツバタあやめ菖蒲
花びらの付け根白い筋が入っている網目状の模様がある黄色の筋が通っている
育つ環境水中陸地水辺
開花時期5月中旬5月中旬~下旬6月7月中旬

カキツバタが植えられているスポット

八橋かきつばた園(知立市)無量壽寺(むりょうじゅじ)の境内にある回遊式庭園でカキツバタを楽しめます。
庄内緑地(名古屋市)緑地内に「ハナショウブ園」があり、花菖蒲・カキツバタが見られます。
名城公園(名古屋市)名城公園内の「おふけ池」周辺で花菖蒲・カキツバタが見られます。
小堤西池(刈谷市)日本三大カキツバタ自生地の1つで、国の天然記念物にも指定されています。

愛知県の鳥は“コノハズク”

コノハズクが選ばれた理由

愛知県の鳥としてコノハズクが制定されたのは、昭和40年のことです。
愛知県鳥獣審議会の県民投票によって選定されました。
コノハズクはアジアやアフリカ、ヨーロッパにも分布するフクロウ科の渡り鳥で、「声のブッポウソウ」という別名も持っています。

コノハズクとはこんな鳥です。

愛知県の魚は“クルマエビ”

クルマエビが選ばれた理由

愛知県の魚としてクルマエビが制定されたのは、平成2年のことです。
愛知県南知多町で「第11回全国豊かな海づくり大会」が開催されたことを記念し、県の魚に選定されました。
クルマエビは頭部から腹部にかけて縞模様のあるエビで、愛知県では稚エビの放流を積極的に推進するなど、漁獲量も全国的に上位となっています。

愛知県民歌“われらが愛知”

愛知県民歌「われらが愛知」は、県章と同じく「第5回愛知国体」の開催を記念して実施された公募にて制定されました。
県民歌の歌詞は以下の通りです。

一. 木曽の朝曇 陽(ひ)に映(は)えて 黒潮ゆたか 虹(にじ)おどる
うるわしの われらが愛知 建設の意気も新に たくましき力協(あわ)せて
ああ われら 我(わが)郷土 振い興(おこ)さん

二. 黄金(こがね)波うつ みどり野に 湧く生産の ときの声
頼もしや われらが愛知 雲をやく 竈場(かまば)のけむり 谺(こだま)呼ぶ機場(はたば)の歌に
ああ われら たぐいなき 文化拓(ひら)かん

三. 光あつまる 中京は 港もまねく 船の数(かず)
弥栄(いやさか)の われらが愛知 いざ聖(きよ)き 世界平和に 我理想高くかざして
ああ われら 大愛知 進め築(きづ)かん

県民歌については、コチラから音源を聴くこともできます。

まとめ

愛知県の木である「ハナノキ」は、日本固有の落葉樹でありながら、愛知県・長野県・岐阜県の3県にしか分布がない珍しい木です。
愛知県に訪れた際は、自生している貴重なハナノキや、国の天然記念物に指定されている刈谷市のカキツバタなどをぜひご覧くださいね。

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