全国各地で猛暑が続く中、愛知県内でも連日35℃以上の気温を観測する地点が出てきています。
お盆明け以降もこの暑さは続く見込みとなっており、こまめな水分補給や冷房の使用など早急な熱中症対策が必要です。
また気温の上昇に伴い、愛知県では熱中症警戒アラートが発令される日も増えています。
現在、愛知県では12か所の地点で気温の観測が行われていますが、観測地点ごとにどのぐらいの気温差があるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、気象庁のデータをもとに、愛知県内の各観測地点における2020年8月1日~15日の最高気温をランキング形式でまとめてみました。
県内在住の方は、ぜひ住んでいる地域の気温が何位に入っているのかチェックしてみてくださいね。
愛知県の暑さランキング~2020年8月前半編~
気象庁のデータを参照し、2020年8月1日~15日の愛知県内各地の最高気温をランキングにしています。
各観測地点の最高気温と、最高気温を記録した日の一覧は以下のようになりました。
順位 | 観測地点 | 気温 | 観測日 |
1 | 岡崎 | 38.5℃ | 2020/8/15 |
2 | 大府 | 38℃ | 2020/8/14 |
2 | 豊田 | 38℃ | 2020/8/15 |
4 | 愛西 | 37.7℃ | 2020/8/14 |
4 | 新城 | 37.7℃ | 2020/8/15 |
6 | 名古屋 | 37.6℃ | 2020/8/15 |
7 | 伊良湖 | 37.5℃ | 2020/8/15 |
8 | 蒲郡 | 37.3℃ | 2020/8/15 |
9 | 豊橋 | 36.9℃ | 2020/8/15 |
10 | 南知多 | 36.6℃ | 2020/8/15 |
11 | セントレア | 35.7℃ | 2020/8/15 |
12 | 稲武 | 34.3℃ | 2020/8/14 |
8月15日時点で最も高い気温を観測したのは岡崎市で、その気温は38.5℃。
大府市や豊田市でも38℃を観測しており、名古屋市よりも東側のエリアが特に暑いということが分かりました。
なぜ名古屋市より東部のエリアが暑くなりやすいのか?
岡崎市や豊田市の気温が高い理由の1つに、フェーン現象が挙げられます。
フェーン現象とは、山を越えて吹く湿った気流が、吹き降りる際に乾燥した高温の風になる現象のことです。
愛知県の場合、三重県にある鈴鹿山脈を吹き降りる高温の風が流れ込むため、気温が上昇しやすいと言われています。
更にその風が都市部である名古屋市を通ることで、より温められた空気が流れ込む東側エリア(岡崎市・豊田市など)が暑くなるという仕組みです。
ちなみに、鈴鹿山脈からの風向きが北へ変わると、岐阜県多治見市の方へ温かい空気が流れます。
多治見市と言えば全国的にも暑い地域として有名ですよね。
他にも様々な要因が考えられますが、これらの地域で気温が高くなる理由の1つにフェーン現象が影響している可能性は高いと言えるでしょう。
まとめ
愛知県内の各観測地点では、16日以降も引き続き高い気温を観測しており、熱中症への警戒が求められます。
8月後半のデータは9月初旬に公開します。
また今年は熱中症対策と合わせて新型コロナウイルスの感染予防も必要です。
「3密」を避けたうえで、水分補給や健康管理を意識した行動を心がけましょう。