新型コロナウイルスの感染防止策として、現在も県外への旅行や観光に対する規制が続いています。
アフターコロナではステイホーム期間の疲れを癒すため、開放的な空間でゆっくり過ごしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
久々に顔を合わせる恋人との会話を楽しみながら、自然の中を散策するのも良いですよね。
名古屋エリアにある「白鳥庭園(しろとりていえん)」は、巨大な岩や滝が造る源流風景を心ゆくまで楽しめる人気のスポットです。
この記事では、白鳥庭園の魅力やおすすめプランを紹介しているので、アフターコロナのデートスポットをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
アフターコロナのデートにおすすめ!【白鳥庭園】の特徴
名古屋市熱田区にある白鳥庭園は、「中部地方の地形」をモチーフとした日本庭園です。
大きな池を中心に、中部地方の景勝を再現した園路を歩む池泉回遊式の庭園となっており、四季折々の自然景観を楽しむことができます。
視界に広がる豊かな自然が、新型コロナウイルスによる外出自粛のストレスを和らげてくれることでしょう。
まずは、白鳥庭園の特徴とアフターコロナのデートスポットとしておすすめする理由について紹介していきます。
広大な敷地でゆったり過ごすひと時
白鳥庭園は約3.7ヘクタールの敷地面積を誇る中部地区最大級の日本庭園です。
源流から大海まで流れゆく「水の物語」をテーマに、中部地方の自然景観が数多く再現されています。
例えば、敷地内の築山は「御嶽山(おんたけさん)」、築山から流れる川は「木曽川(きそがわ)」、そして川が注ぎ込む池は「伊勢湾(いせわん)」に見立てられています。
いずれも中部地区の人気観光スポットとなっており、1日では回りきれない景観をまるごと楽しめる贅沢さは白鳥庭園の魅力の1つと言えるでしょう。
また白鳥庭園内にはいくつかのルートがありますが、特に決まった進み方はありません。
人混みを避けながら、思いのままに庭園内を散策できるので、「あまり人とすれ違いたくない」という方でも安心。
休憩スポットも点在しており、自分のペースでゆっくりと過ごすことができます。
四季折々の草花が織りなす癒しの空間
白鳥庭園内には「白鳥八景」と呼ばれる景勝ポイントがあり、それぞれの名称は以下の通りです。
・滝の景
・渓谷の景
・水郷の景
・海洋の景
・汐入(しおいり)の景
・宮の渡しの景
・里の景
・清羽亭(せいうてい)の景
各ポイントでは、水の流れが表現する様々な情景を眺めることができます。
中でも「汐入の景」は人気が高く、1時間ごとに汐の満ち引きが演出されるなど、こだわりのあるつくりとなっています。
また庭園内に咲き誇る季節の草花たちも、白鳥庭園の景観を一層際立たせる重要な存在です。
春の桜や夏のスイレンなど、四季折々の景色が楽しめるので、何度足を運んでも新鮮で飽きることがありません。
白鳥庭園は新型コロナウイルスによる自粛疲れを癒す絶好のスポットと言えるでしょう。
見どころ満載の白鳥庭園で大人のデートを楽しもう
白鳥庭園では、点てたてのお抹茶が楽しめる茶寮も用意されています。
またガイドボランティアによるガイドツアーや季節のイベントなど、様々な催し物も魅力の1つ。
散策だけでは物足りない!という方は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
汐の満ち引きが楽しめる茶寮でお抹茶を味わう
白鳥庭園内の「汐入の庭」には、点てたてのお抹茶やコーヒーを飲むことができる茶寮が併設されています。
現在は新型コロナウイルスの感染防止のためランチメニューが休止となっていますが、お抹茶や和菓子は引き続き注文することが可能。
また1時間のサイクルで汐の満ち引きを表現する演出も「汐入の庭」のポイント。
池に流入・流出させる水の量を自動制御する技術が使われており、変わりゆく景色を眺めながらお抹茶を味わえる贅沢な空間となっています。
歴史的な日本庭園の中に現代の技術を取り入れた斬新な仕掛けが注目され、白鳥庭園が開園した平成3年度には「名古屋市都市景観賞」も受賞。
満ち引きを繰り返して変化をつくる「水」、打ち寄せる波しぶきをイメージした「噴水」など、様々な水の表情を楽しんでみてくださいね。
ライトアップされた夜景も美しいので、一通り散策した後の締めくくりとしてもおすすめです。
ガイドツアーで歴史を学ぶ
白鳥庭園ではボランティアによるガイドツアーも開催されており、見どころや歴史の解説を受けながらじっくりと散策できます。
季節ごとの草花や庭園内に生息する生き物たちも紹介してもらえるので、ただ散策するだけでは気付けない白鳥庭園の魅力を感じられるでしょう。
ガイドツアーは毎週土曜日に開催されており、無料で参加することができます。
他の日程でガイドを受けたい場合は事前予約が必要となるため、管理事務所(052-681-8928)へ問い合わせてみてくださいね。
白鳥庭園の入園料と注意点
白鳥庭園の入園料は以下の通りです。
区分 | 1回 | 定期観覧券(1年間有効) | 徳川園との共通観覧券 |
大人(中学生以下無料) | 300円 | 1200円 | 480円 |
高齢者(名古屋市在住65歳以上) | 100円 | 400円 | 160円 |
以下を所有または条件に当てはまる場合は入園料の割引(2割引)が受けられます。
・当日使用の市バス・地下鉄一日乗車券
・子育て支援パスポート(毎月第3日曜日)
・国際会議場の会議参加者
・その他割引クーポン
開園時間は午前9時~午後5時まで、毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)と年末年始は休園日となります。
また開園日であっても、現在は県外(岐阜・三重を除く)からの来園ができないようになっているので注意。
白鳥庭園に入園する際はマスクの着用が必須となるため、忘れず着用するようにしましょう。
庭園内には消毒用のアルコールも設置されているので、こちらも利用することをおすすめします。
まとめ
白鳥庭園は入園料が必要なこともあり、無料の公園などと比較して混雑は少ないでしょう。
豊かな自然と落ち着きのある空間で過ごすひと時は、大人のデートスポットとして最適です。
都会の喧騒から離れ、大切な人と静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。