冬場の電気代を抑えるには?暖房費の節約方法ベスト5を紹介

ロシア・ウクライナ問題に伴う原油の輸出削減や円安による輸入額の高騰といった要因から、近年は原油価格の上昇傾向が続いています。
原油価格の上昇は電気代や灯油代の値上りにも繋がるため、各家庭でしっかりと対策していくことが大切です。

この記事では、冬場に使用する家電の中でも消費電力の大きい“エアコン(暖房)”の節約方法を紹介します。
エアコンの暖房費を安く抑えたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

節約方法①エアコンの設定を見直す

暖房費の節約を目指すうえで欠かせないのが、エアコンの使い方や設定内容の見直しです。
エアコンによる暖房費が高いという場合は、以下のポイントを意識することで改善が期待できます。

エアコンの風量

エアコンの風量は自動運転に設定するのがおすすめです。
暖房費を節約したいからと言って弱運転を利用する方も少なくありませんが、弱運転の場合は室内の温度が安定するまでに時間がかかるため、かえって多くの電力を消費することになります。
節約を意識するのであれば、効率良く室温を調整できる自動運転モードを選ぶようにしましょう。

エアコンの温度設定

環境省では、冬場における室温の目安として「20度」を推奨しているため、室温が20度前後になるようにエアコンの温度設定を行うのがおすすめです。
ただし、適切な室温は住宅の構造や地域によっても変わるため、身体に負担がかからない範囲で調整しましょう。

エアコンの風向き

暖かい空気は部屋の上部にたまりやすいという性質があるため、エアコンの風向きを下に設定することで、下から上へと効率良く室温を高められます。
また暖かい空気が下に回って身体が暖まりやすくなることで、エアコンの設定温度を低くできるといったメリットもあります。

サーキュレーターの活用

室温を安定させるために、サーキュレーターを使って空気を循環させるというやり方もおすすめです。
暖かい空気が部屋全体に素早く行き渡ることで、安定した室温を保つことができます。
なおサーキュレーターを設置する際は、エアコンの対角線上から上向きに風が吹くよう設置すると効果的です。

フィルター・室外機の掃除

エアコンのフィルターにたまったホコリを放置すると、暖房効率が落ちて消費電力が大きくなってしまいます。
暖房費の節約を目指すのであれば、定期的にフィルターを掃除してエアコンの効きを良くすることが大切です。
また室外機もフィルター同様にメンテナンスを行い、消費電力が大きくならないよう注意しましょう。

節約方法②部屋での過ごし方を見直す

暖房費を節約するための工夫として、“なるべく1つの部屋に集まる”という方法も挙げられます。
LDKは空間が広いため暖房が効きにくいと感じるかもしれませんが、一方で料理を作ったり家族で食事をしたりする空間でもあるため、実際は比較的暖まりやすい場所だと言えるでしょう。
また1つの部屋に集まっていれば他の部屋の暖房も節約できるため、なるべく家族で揃って過ごすことをおすすめします。

節約方法③衣類で調整する

エアコンの暖房に頼りすぎてしまわないよう、衣類で体温を調節することも大切です。
厚手のズボンやトレーナー、またレッグウォーマーやネックウォーマー等を着用することで、多少の肌寒さであれば解消することができるでしょう。
血管が多く集まっているお腹を中心に暖めると、素早く身体全体が暖まるのでおすすめです。

節約方法④窓まわりの断熱対策

室内を効率的に暖めるポイントとして、窓の断熱を行うというやり方が挙げられます。
資源エネルギー庁が発表したデータによると、暖房の熱は窓等の開口部から約6割が流出するとされています。
窓の寒さ対策ができていないことでエアコンの消費電力も大きくなってしまうため、以下のような工夫をして窓の断熱性を高めていきましょう。

  • 断熱カーテンを設置する(カーテンの裾が10cmほど床に垂れるようにすると効果的)
  • 断熱シートを貼る
  • 緩衝材・プラスチック製の段ボール等を取り付ける
  • すき間テープで察し部分のすき間をふさぐ
  • 断熱ガラスや二重窓を設置する

節約方法⑤家族の生活時間を合わせる

家族の生活時間をなるべく合わせることも大切なポイントです。
食事や入浴の時間がバラバラだと電気・ガスの使用頻度が増えるため、消費電力も大きくなってしまいます。
食事は家族全員でとる、お風呂は同じタイミングで順番に入る等の工夫を行い、効率的に電力を使用しましょう。

まとめ

冬場は日照時間が短くなり、室内と室外の気温差も大きくなるため、どうしても暖房費が高くなりがちです。
エアコンの設定や部屋での過ごし方を見直し、少しでも電気代を節約できるよう工夫していきましょう。またどうしても寒さが気になるという場合は、部屋のプチリフォーム(二重窓の設置等)を検討するのも1つです。
部屋の広さや地域等の条件も踏まえ、最適な節約方法・寒さ対策を取り入れてみてください。

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