梅雨入り前が勝負!湿気・カビに強い部屋をつくる掃除&収納術まとめ

湿気に起因する不快なにおいやカビへの対策は、梅雨入り前に済ませておきたい作業の1つです。
この記事では、湿気に強い部屋づくりやにおい・カビを防ぐための収納術などを紹介していきます。
住み心地を意識した間取りの選び方も解説しているので、住まいの整理整頓を考えている方はもちろん、これから引っ越しや新居購入などを予定している方もぜひチェックしてみてください。

湿気に強い部屋をつくる!掃除のポイント

まずは、カビの温床になりやすいエアコンの掃除方法と、“湿気に強い家づくり”のポイントを解説していきます。

エアコンの内部がカビの温床に!梅雨前にやっておきたいフィルター清掃法

エアコンを稼働させたときにカビ臭さを感じる場合は、フィルターの汚れと熱交換器内部の湿気が原因となっている可能性が高いでしょう。
この汚れや湿った空気を含んだままでエアコンの稼働を繰り返すと、内部でカビが発生しやすくなります。
また既に発生しているカビや雑菌が繁殖し、部屋中に拡散されてしまう恐れなどもあるため対策が必要です。

梅雨入り前には、次のようなステップでエアコンの清掃をしておくのがおすすめです。

  • フィルターを外して掃除機でホコリを吸い取り、水洗いしてしっかり乾燥させる
  • 吹き出し口のホコリを柔らかい布などで拭き取る
  • 余裕があれば室外機周りも清掃しておく

フィルター掃除をしておくだけでも、冷房効率が上がり電気代の節約に繋がります。
カビ臭さや健康へのリスクを抑えるためにも、梅雨前のこの時期に一度手入れをしておきましょう。

水回りは「集中配置」が効率的!カビ対策しやすい家のつくりとは

これから引っ越しやマイホーム購入などを考えている方の場合は、日常的に掃除がしやすい間取りを選ぶことが“湿気に強い家づくり”のポイントです。
キッチンやバス、トイレなどの水回りが家の中で分散していると、それぞれで湿気対策が必要となります。
一方で、水回りが1か所に集まっている間取りは換気しやすく、清掃効率も高いというメリットがあります。

また掃除の成果を活かすには、部屋の「通気性」も欠かせません。
対角線上に窓がある間取りや、扉を開ければ風が通り抜ける設計の住宅を選ぶことで、湿気によるカビの発生を抑えることができるでしょう。
その他、換気扇の位置や天井高なども室内の空気循環に大きく影響するため、日々の掃除と合わせて空気が通る動線を確保できるような家づくりを意識することが大切です。

カビ・臭いを防ぐための収納術

押し入れやクローゼットといった収納スペースも、湿気がこもりやすい代表的な場所です。
続いて、カビ対策に役立つ「通気性」を重視した収納・配置方法をチェックしていきましょう。

奥行きより“通気性”重視!湿気に強い収納スペースのつくり方

収納スペースは物が詰め込まれやすく、空気が通りにくいため、梅雨時には湿気がこもりがちになります。
特に奥行きのある押し入れやクローゼットは、手前に物を置くことで奥がデッドスペースになり、湿気の逃げ場がなくなるという状況が生まれやすくなります。

今ある収納スペースを湿気から守るためには、以下のような工夫がおすすめです。

  • 中身を詰め込みすぎない:8割収納を意識し、空気の通り道を確保することで湿気が逃げやすくなる
  • すのこやワイヤーラックで底上げ:床に直置きせず、空気が循環する空間をつくることでカビの発生リスクを軽減
  • 引き戸や扉を定期的に開ける:晴れた日にはクローゼットを開放して風を通すことで湿気を逃がす
  • 湿気対策グッズを活用する:除湿剤の設置や、新聞紙・炭などの吸湿効果のある素材を活用

コンパクトハウスならではの“湿気をためない”収納配置とは?

部屋選びの際、広い収納スペースがあると便利に感じるかもしれませんが、空間が大きいぶん湿気がこもりやすく、通気の悪さがカビの原因に繋がるという一面もあります。
一方コンパクトな住宅では、限られた空間をどう活かすかが設計上の工夫に繋がっており、湿気対策にも効果を発揮しているケースが多く存在します。

以下はコンパクトハウスにおける湿気対策の一例です。

  • 収納を1か所に集中させず分散させることで、空気を流して湿気をとどまりにくくする
  • 収納スペースの内部にコンセントや小窓を設けて除湿・換気を行える設計にする
  • 寝室や脱衣所などの湿気がこもりやすい場所はあえて“奥行きを浅く”して通気性を保つ など

こうした工夫は、収納量を抑えた“ちょうどいい暮らし方”とも相性がよく、結果的に物を溜め込まず、衛生的な住まいを維持することにもつながります。

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雨の日でも快適に過ごせる部屋作り

梅雨の時期は外干しができないため、部屋干しスペースの確保や空調の工夫などが重要となります。
ここからは「干す場所がない」「湿気がこもる」といった悩みを解決するための部屋づくりのポイントをチェックしていきましょう。

狭くてもOK!部屋干しを快適にするスペース活用テク

梅雨の時期は部屋干しの頻度がぐっと増えるため、部屋干しするためのスペースを決めておく必要があります。
室内のどの部分を部屋干しスペースに充てるか迷った場合は、以下のポイントで絞り込んでみると良いでしょう。

  • 窓際や廊下:通気性のある場所に干すことで、湿気がこもらず乾きやすい
  • リビングの中央:部屋の中で最も空気が動く場所のため部屋干しの時間を短縮できる
  • 浴室:換気扇や浴室乾燥機を活用することで素早く湿気を取り除ける

またエアコンやサーキュレーターの送風が直接あたる位置に干すといった方法もおすすめです。
なおカーテンレールやドア枠などの場所はカビの温床になりやすく、素材を傷める原因にもなるため、突っ張り棒タイプの室内物干しや天井設置式のハンガーラックを活用するようにしましょう。

カビ知らずの家はどう選ぶ?防湿・通気・住み心地のバランス

湿気対策というと「除湿グッズで何とかする」という発想になりがちですが、実は“家そのもの”のつくりが、カビを防げるかどうかに大きく関わっています。
カビの出にくい住まいを選ぶポイントとして、以下の3点が挙げられます。

通気性のよい間取り

  • 対面に窓がある(風が抜ける構造)
  • 扉を開けると空気が循環する
  • 換気扇の配置や設置数が適切である

湿気に強い内装・建材

  • 壁紙に通気性のあるクロスを使用している
  • 床材が防カビ・防湿仕様になっている
  • 押し入れや収納内部にも対策が行われている

“ちょうどいい広さ”と掃除のしやすさ

  • 過剰な広さではなく、暮らしに適した間取りになっている
  • 隅々まで手が届き、日常の掃除・換気がしやすいつくり
  • 湿気やカビの発生源が生まれにくいシンプルな空間づくり

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記事まとめ

梅雨の前こそ、住まいと向き合う絶好のタイミングです。
これを機に、湿気に強く暮らしやすい空間づくりを見直してみてはいかがでしょうか。

東新住建では、次世代のコンパクトな暮らしに合わせたPV住宅「発電シェルターハウス」を販売しています。
「ムダに広い家はいらない」「毎月の光熱費を抑えたい」といったニーズに対応したつくりとなっているので、東海エリアへの引っ越しやマイホーム購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。

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