【昨年比4.4%上昇！】令和5年　名古屋市名東区の路線価ランキング

令和5年の路線価が発表されました。
ここでは、名古屋市名東区において路線価の高かった地点をランキング形式で紹介していきます。
名東区の地域情報も掲載しているので、路線価ランキングと合わせてチェックしてみてください。

路線価とは

路線価とは、道路に面する標準的な宅地の１平方メートル当たりの価格ことです。
毎年7月1日に国税庁から発表され、相続税や固定資産税、都市計画税の税額を計算するときの標準的な金額として活用されます。
なお、路線価はあくまで税金をかけるときの基準となる金額であり、「この金額で取引しなさい」というものではありません。実際の取引金額は、この路線価を倍以上上回ることや、逆に下回ることもあります。

路線価は、一般的に「栄えている」と見られる都市の中心部に設定されており、日本中全ての道路に設定されているわけではありません。
路線価の設定されていない地域では、土地の利用用途ごとに定められた固定資産税の標準額に対する倍率を用いて評価額を決定します。このように、評価倍率によって土地の価格を計算する地域については「倍率地域」と呼ばれることもあります。

公示地価・基準地価との違いは？

公示地価と基準地価も土地の価格を表す言葉ですが、それぞれ以下のような違いがあります。

	路線価	公示地価	基準地価
調査機関	国税庁	国（国土交通省土地鑑定委員会）	都道府県
調査地点	道路に面する1㎡あたりの価格	「標準地」1㎡あたりの価格	「基準値」1㎡あたりの価格
用途	税金算出の基準となる土地の価格	都市の土地価格の目安	都市以外を含む土地価格の目安

公示地価と基準地価が標準地（基準値）として選定された土地の価格であるのに対し、路線価は面する道路ごとに設定された土地の価格を表すというのが大きな違いです。
路線価と公示地価は連動しており、一般的に公示地価の8割程度が路線価として設定されています。

名古屋市名東区ってどんな地域？

名古屋市の東部に位置する名東区は、商業施設の多いエリア（一社駅周辺）と、社宅・賃貸アパート・マンションが立ち並ぶ新興住宅街から構成される地域です。
中心部への交通アクセスが充実していることから、転勤族の方を中心にベッドタウンとして人気を集めています。

また名東区は子育てに関する支援が充実しており、子育て世帯に向けたイベント開催やサポート情報の提供を積極的に行う等、若い世代からも注目を集めるエリアとなっています。
人口数も増加傾向にあり、2023年6月1日時点の人口総数は162,368人でした。

名古屋市名東区の路線価ランキング

2023年7月1日公表分の路線価において、名古屋市名東区で最も金額の高かった上位10地点は以下の通りです。

順位	場所	路線価（円/平方メートル）	±昨年比
1	名古屋市名東区藤が丘141（リニモ　藤が丘駅）付近	450,000円	+20,000円
2	名古屋市名東区明が丘124番2（リニモ　藤が丘駅）付近	430,000円	+20,000円
3	名古屋市名東区高社2-120-3（地下鉄東山線　一社駅）付近	390,000円	+20,000円
4	名古屋市名東区藤が丘176（藤が丘駅東交差点）付近	370,000円	+20,000円
5	名古屋市名東区本郷2-124-1（地下鉄東山線　本郷駅）付近	250,000円	+15,000円
6	名古屋市名東区朝日が丘128（藤が丘駅東交差点）付近	245,000円	+15,000円
7	名古屋市名東区上社1-901（地下鉄東山線　上社駅）付近	235,000円	+15,000円
7	名古屋市名東区桜が丘295（市バス　打越停留所）付近	230,000円	+10,000円
7	名古屋市名東区上社2-208番外（本郷西交差点）付近	230,000円	+10,000円
10	名古屋市名東区宝が丘22（照が丘交差点）付近	210,000円	+10,000円

※同一路線沿いで最も金額の高い地点をピックアップしているため、隣り合う地点・向かい合う地点等は一部省略しています。
※地域内の主要と思われる路線に関する調査のため、極めて細い路地や道路等は省略しています。

まとめ

名古屋市名東区には地下鉄東山線と愛知高速交通東部丘陵線（リニモ）が走っており、乗り入れ可能な藤が丘駅の周辺で特に路線価が高くなっています。
また昨年と比較して全体的に路線価が上昇傾向にあり、1位の地点については昨年比+4.4％という結果でした。
特に一社駅にかけての上昇率が高く、商業地域としても居住地としても引き続き発展が期待されるエリアです。

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