中部国際空港の国際線が運航再開に!必要な手続き・書類などをチェック

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う規制が一部緩和され、一定の条件下において海外渡航が可能となりました。
これにより、中部国際空港セントレアを発着とする国際線の一部でも運航が再開されましたが、入国・出国の際には引き続き検疫などの対策を実施する必要があります。
この記事では、中部国際空港で運航再開となった国際線の一覧と、入国・出国時における制限事項について解説していきます。
(この記事の情報は2020年5月16日時点のものです。)

中部国際空港で運航再開となった国際線路線(2020年5月16日時点)

2020年5月16日現在において、中部国際空港での運航再開が発表されている国際線の路線は以下の通りです。

航空会社路線運航再開日運行ダイヤ
フィリピン航空(PAL / PR)セントレア=マニラ線2020年6月17日PR437 セントレア14:00→マニラ17:30PR438 マニラ7:50→セントレア13:00
大韓航空 (KAL / KE)セントレア=ソウル(仁川)線2020年9月1日出発便/2020年11月13日往復KE742 セントレア12:10→ソウル14:10KE741 ソウル9:10→セントレア11:00
セブ・パシフィック航空(CEB)セントレア=マニラ線2020年9月8日5J5039 セントレア13:50→マニラ17:105J5038 マニラ7:00→セントレア12:15
チャイナエアライン (CAL / CI)セントレア=台北(桃園)線2020年9月10日CI155 セントレア16:30→台北18:40CI154 台北11:30→セントレア15:20
アシアナ航空 (AAR / OZ)セントレア=ソウル(仁川)線2020年12月14日OZ121 セントレア11:25→ソウル13:30OZ122 ソウル8:30→セントレア10:25
シンガポール航空 (SIA / SQ)セントレア=シンガポール線2020年12月2日SQ671 セントレア10:30→シンガポール16:05SQ672 シンガポール1:20→セントレア9:05
デルタ航空(DAL/DL)セントレア=デトロイト線2021年4月4日DL94 セントレア11:10→デトロイト10:15DL95 デトロイト13:05→セントレア15:00
タイ国際航空(THA / TG)セントレア=バンコク線2021年7月1日TG645 セントレア11:00→バンコク15:00TG644 バンコク00:05→セントレア8:00
ベトナム航空(HVN / VN)セントレア=ハノイ線2022年2月9日VN347 セントレア10:15→ハノイ13:40VN346 ハノイ00:25→セントレア7:00
同上セントレア=ホーチミン線2022年3月27日VN341 セントレア10:00→ホーチミン14:00VN340 ホーチミン00:05→セントレア7:30
ベトジェットエア(VJC / VJ)セントレア=ハノイ線2022年7月3日予定VJ929 セントレア 9:25→ハノイ12:50VJ928 ハノイ1:05→セントレア8:00

入国・出国における制限事項

続いて、日本への入国および日本からの出国に伴う制限事項・手続きについて詳しく見ていきましょう。

日本への入国時の制限

日本への入国を予定している方は、外務省が指定する以下の水際対策措置に従う必要があります。

上陸拒否(対象:外国籍の方)

出入国管理及び難民認定法(入管法)第5条第1項14号に基づき、日本上陸前14日以内に以下の国・地域に滞在歴がある外国籍の方は、「特段の事情」がない限り、上陸が拒否されます。
ただし、上陸拒否対象地域でない地域から、以下に示す上陸拒否対象地域を給油や乗り継ぎ目的で経由した後に日本に到着する場合は、上陸拒否対象地域での滞在歴があるとはみなされません。

地域国・地域
中南米グアテマラ、グレナダ、ジャマイカ、セントビンセント及びグレナディーン諸島、セントルシア、ハイチ
欧州アルメニア、ウクライナ、エストニア、キルギス、スロバキア、ブルガリア、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モルドバ、ロシア
中東アフガニスタン、イラク、パレスチナ、レバノン
アフリカアルジェリア、アンゴラ、エジプト、エスワティニ、エチオピア、ガーナ、ガボン、カメルーン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コモロ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボワール、サントメ・プリンシペ、ザンビア、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、赤道ギニア、セネガル、ソマリア、中央アフリカ、ナイジェリア、ナミビア、マダガスカル、マラウイ、南アフリカ、南スーダン、モーリタニア、リビア、リベリア、レソト

検疫の強化(対象:日本人を含むすべての入国者)

現在は水際対策の措置として、検疫が強化されています。
2022年3月1日以降における、入国後の自宅待機期間は以下の通りです。

滞在歴有効なワクチン接種証明書待機期間
指定国・地域での滞在歴ありなし3日間の検疫施設待機(退所日の検査結果が陰性であること)
 あり(指定のワクチンを3回接種したことが確認できるもの)3日間の自宅等待機(自主検査の結果が陰性であること)、または7日の自宅等待機
指定国・地域での滞在歴なしなし3日間の自宅等待機(自主検査の結果が陰性であること)、または7日の自宅等待機
 あり(指定のワクチンを3回接種したことが確認できるもの)待機なし

現在、ワクチン接種証明書がない場合に検疫施設での待機が指定されている国・地域は以下の通り。

  • ロシア
  • 韓国
  • エジプト
  • パキスタン
  • 南アフリカ
  • ブルガリア
  • ラオス

また入国時の検疫手続きの際には、以下の証明書等が必要となります。

  1. 検査証明書の提示(出国前72時間以内に受けた検査の結果の証明書)
  2. 検疫所が確保する宿泊施設での待機・誓約書の提出
  3. スマートフォンの携行および必要なアプリの登録
  4. 質問票の提出(メールアドレス・電話番号等の連絡先確認)
  5. ワクチン接種証明書の提出(待機期間の緩和等を希望する場合)

既に発給された査証の効力停止(対象:外国籍の方)

オミクロン株に対する予防的観点からの緊急避難措置として、「日本人の配偶者等」・「永住者の配偶者等」・「外交」の在留資格を取得している方を除き、2021年12月2日以前に発行された査証の効力を一時停止しています。
該当する査証の一覧についてはコチラ(https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html)をご確認ください。

査証免除措置の停止(対象:外国籍の方)

一部の国・地域に対する査証免除措置は現在一時的に停止されているため、該当する国・地域の旅券をお持ちの方は、日本への渡航を希望する場合に新たな査証を取得する必要があります。
該当する国・地域の一覧についてはコチラ(https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html)をご確認ください。

日本から出国時の制限

日本からの出国を予定している方は、各国が指定する行動制限措置に従う必要があります。
日本からの渡航者や日本人に対して入国制限措置をとっている国・地域および、入国に際して条件や行動制限措置を課している国・地域の一覧と内容はコチラ(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html)をご確認ください。

なお、入国制限及び条件・行動制限措置に記載されていない国・地域については、原則として日本からの渡航者・日本人に対する入国時の制限は課されていません。
しかし、日本人が日本以外の国から別の国に渡航する場合(トランジットを含む)に、渡航先の国が日本人の入国に制限を課すケースがあります。
移動ルートに指定国が含まれる場合は、現地の日本国大使館・領事館や各国当局のホームページを参照し、適切な手続きのもとで渡航するようにしましょう。

まとめ

現在はビジネス目的でない一般の方も海外渡航を行えるようになりましたが、検疫などの感染対策は引き続き実施されています。
規制や検疫の内容は日々更新されているため、渡航前に外務省・厚生労働省などのWebサイトを確認し、必要な書類等を揃えたうえで渡航できるよう準備しておきましょう。

※5/20追記
2022年5月20日付で、新たな水際対策措置の概要が公開されました。
詳細はコチラをご確認ください。

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