パラリンピック【車いすフェンシング】の見どころ&愛知県ゆかりの選手を紹介

東京2020パラリンピック競技大会が2021年8月24日~9月5日まで開催されます。
この記事では、パラリンピック種目の中でも「車いすフェンシング」のルールや見どころをご紹介。
愛知県にゆかりのある選手もピックアップしているので、ぜひチェックして応援しましょう!

車いすフェンシングの基本ルール

車いすフェンシングは、主に下肢障害を持つ選手が車いすに乗ってフェンシングの試合を行います。
一瞬で決着が付くスピード感と、相手の動きを読みながら繰り広げられる頭脳戦が魅力の競技です。

使用するウェアや道具、また基本的な試合のルールなどは通常のフェンシングと同様ですが、車いすフェンシングの大きな特徴として「その場から動けない」という点が挙げられます。
車いすフェンシングではピスト(=競技コート)上に装置が置かれ、車いすが動かないよう固定されるのです。
この状態でフェンシングの試合を行うため、スピード感や迫力といった部分ではオリンピックのフェンシング競技にも負けません。

また車いすフェンシングは障害の程度によってクラス分けがされており、比較的軽度の選手はカテゴリーA、重度の選手はカテゴリーBに振り分けられます。
種目は胴体を突く「フルーレ」と上半身を突く「エペ」、そして上半身の突きと合わせて斬る動きが有効となる「サーブル」の3種類。
それぞれ男女の個人戦と、フルーレ・エペに関しては団体戦も行われます。

車いすフェンシングの見どころ

一瞬も目を離せない圧巻の剣さばき

車いすフェンシングの最大の魅力は、至近距離で繰り広げられる激しい攻防戦です。
車いすフェンシングでは車いすが固定されるため、通常のフェンシングと比べて体を動かせる範囲が限られます。
その中で相手の一瞬の隙をついて攻撃したり、攻撃を受けないよう防御したりと、目まぐるしい試合展開はフェンシングならではと言えるでしょう。

選手たちの体の動きにも注目

車いすフェンシングの選手たちは、相手の攻撃を避けるために体をのけぞらせたり、相手に剣先が届くよう前かがみになったりと、想像よりも大きく体を使っています。
ときには車いすの車輪が浮くほどの激しい身のこなしは迫力があり、見る側にも緊張感が伝わってきます。
スピード感のある攻防戦と合わせて、選手たちの動きにも目を向けてみると良いでしょう。

東海地区を拠点とする車いすフェンシングはある?

車いすフェンシングは「日本車いすフェンシング協会」によって競技開催・普及活動が行われています。
現在は京都には協会本部および北海道支部が拠点となっており、東海地区への展開はありません。

とは言え、名古屋市内で体験イベントが開催されることもあるようなので、パラリンピック以外の応援をしたい方、また自身も体験してみたいという方は問い合わせてみると良いでしょう。
日本車いすフェンシング協会のWebサイトはコチラからご参照ください。

東京2020パラリンピックの注目選手

東京2020大会の車いすフェンシング競技には、愛知県とゆかりのある選手も出場しています。

車いすフェンシング・男子【恩田 竜二 選手】

恩田竜二選手は愛知県の東郷市出身で、星城高校を卒業して現在は三交不動産に所属しています。
2015年に車いすフェンシングをはじめ、2018年のアジアパラ大会男子サーブルでは銀メダルを獲得。
オリンピックへの出場は今大会が初となり、個人種目のサーブル・フルーレへの出場が決まっています。

恩田竜二選手が出場するパラリンピックの車いすフェンシング競技(カテゴリーB)は以下の日程で予選が開催されます。

開催日開催時間種目会場
8月25日9:00男子サーブル個人 カテゴリーB #1幕張メッセBホール イエローピスト
8月25日9:00男子サーブル個人 カテゴリーB #2幕張メッセBホール イエローピスト
8月25日9:00男子サーブル個人 カテゴリーB #4幕張メッセBホール イエローピスト
8月25日9:00男子サーブル個人 カテゴリーB #5幕張メッセBホール イエローピスト
8月25日9:00男子サーブル個人 カテゴリーB #19幕張メッセBホール イエローピスト

準決勝・決勝の組み合わせやフルーレの日程は順次発表される予定です。

まとめ

車いすフェンシングは剣さばきのテクニックとスピードを楽しめる注目のパラ種目です。
競技は8月25日から29日まで行われるので、選手たちの活躍を期待して熱い声援を送りましょう!

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