注文住宅を建てるときに居心地のいい寝室にするための条件

寝室でゆっくりと寝られることで仕事や家事がしっかりとできて充実した生活が送れます。しかし、注文住宅を建てた後に部屋が暑すぎたり逆に寒すぎたり、落ち着かなくて寝られないなどの失敗は避けたいところです。今回は注文住宅を建てるときに居心地のいい寝室にするための条件を解説していきます。

ベッドを置くなら寝室の大きさは8畳程度に

リビングを広くしたり、子供部屋を人数分用意したりすると、寝室をあまり広くできないかもしれません。しかし寝室をあまりにも狭くしてしまうと、ベッドを置いたら何も置けなくなることや、移動するためのスペースが取れなくなる可能性があります。

たとえば夫婦2人がセミダブルベッドを2台置いた場合、およそ240cm×200cm(1台の横幅120cm)になります。寝室の大きさが6畳だと、およそ360cm×270cmの大きさになるため、ベッドを置いてしまうとほとんどスペースがなくなってしまいます。そのためベッドを使って寝たい場合は、寝室の広さを8畳程度にするべきです。年齢が上がっていくと、夫婦別々で寝る傾向になるため、ベッドははじめから2台用意しておくといいでしょう。また夏の暑いとき、冬の寒いときに夫婦の気温に対する体感差があると、掛け布団で調整できることも大きなメリットです。

どうしても6畳の寝室しか作れないなら、ダブルサイズ(140cm×200cm)やクイーンサイズ(160cm×200cm)のベッドを置いてください。部屋が少し狭く感じるかもしれませんが、小さめの家具なら置けるでしょう。

寝室にクローゼットなど大きな収納スペースを用意できない場合、引き出し収納のあるベッドを選べば衣類などの収納スペースは確保できます。

寝室のクロスは刺激の少ない色のものを選ぶ

人が視覚の刺激に影響を受けることはご存知だと思います。赤い色を見れば興奮してきますし、オレンジ色を見れば元気になるでしょう。そのような色のクロスを寝室に使えば、ぐっすり眠れるはずはありません。他にも黒は恐怖や不安を与える色ですし、紫も気持ちが不安定になりやすくなるほか、物事を深く考えるときに適している色のため、寝室には避けたほうがいい色です。

暖色でも寒色でもない中間色の緑色は癒しの効果があり、リラックスさせてくれるため、寝室に使う色として適しています。他には心身を落ち着かせる効果のある青色は、体温や脈拍を下げることで深い睡眠が期待できます。茶色は緊張を和らげる色として知られています。木や土は自然の中にあり、身近に触れているものだったことから安心感を与えてくれるのかもしれません。

寝室にもクローゼットを配置する場合、クロスの色とクローゼットの色の2色が上手くコーディネートできるように、設計士と相談してください。

寝るための環境を作るための照明選び

就寝前に明るすぎるところにいると、ぐっすり眠れなくなってしまいます。ブルーライトを避けるために、パソコンやスマホを寝る前、見ないようにしたほうがいいとニュースなどで見たことがあるかもしれません。そのため寝室に使う照明は、光の明るさを調整できる調光タイプのライトをつけることをおすすめします。特に就寝前、寝室の明るさを500ルクス程度に保っておけば、眠りに必要な脳内物質のメラトニンの分泌が高まります。しかし寝る前以外の時間帯は、寝室といってもオフィス内と同程度の明るさ1000ルクスは必要ですから、調光タイプのライトが必要になる訳です。

寝室の照明の色も、就寝には大きな影響を与えます。オフィスなどで使われる昼光色は避け、オレンジ色で温かみのある電球色を選ぶことをおすすめします。寝る以外の時間は昼光色の方がいいのなら、スイッチ一つで電球の色が切り替えられる商品もありますから、そのような商品を取り付けてみてください。

また眠るときに真っ暗な状態だと不安に感じる人もいますから、そのような場合は間接照明をつけるようにしておくといいでしょう。

夏の暑さ対策。エアコンや給気口の取り付け位置には気を付けて

平均気温が上がっていて夏になると寝苦しい日々が続くことから、寝室にもエアコンを取り付ける必要があります。しかし、安眠のためにはベッドを置いたときにエアコンの風が直接当たるような位置にエアコンを配置しないことが大切です。仮に窓の上にエアコンを取り付けなければいけない場合、窓の上と天井までの高さは、標準的なエアコンの高さである30cm以上必要になります。

近年の住宅には24時間換気システムの設置が義務づけられていることから、すべての部屋に給気口を設置することが必要です。そのため寝室に給気口を設置する際には、枕元の近くにならないように心がけるべきです。最近の給気口は防音性能が高まってはいるものの、就寝前に外の音が気になって寝られなくなってしまうこともあります。

寝室にいる時間は意外と長い!快適な寝室づくりをして健康的な毎日を過ごしましょう

8時間程度の睡眠が必要と言われていることから、快適な寝室づくりはとても重要なことです。注文住宅を建てるとき、寝室をどのようにすればいいか迷ったら本記事をぜひご活用ください。