【愛知県】台風による過去の被害は?今後の防災対策も解説!

日本の中央部に位置する東海地方は、台風の接近や上陸によって、過去に何度も大きな被害を受けてきました。
特に愛知県・静岡県は太平洋に面していることもあり、全国的にも台風の上陸数が多い都道府県として知られています。(参考:https://www.data.jma.go.jp/

この記事では、過去に発生した台風の中で、愛知県への被害が大きかった台風を一覧にまとめてみました。
今後の大型台風に備えて知っておくべき防災対策も紹介しているので、合わせてチェックしてみてくださいね。

愛知県に大きな被害を与えた台風一覧

気象庁が統計を開始した昭和26年(1951年)から、令和2年(2020年)8月までにおける大型台風の中で、愛知県が大きな被害を受けたものは以下の通りです。
hPaは、それぞれ最低気圧を記しています。数値が低いほど台風の勢いは大きいことになります。

発生年月 名称 最低気圧
昭和28年9月25日 台風13号(テス) 900hPa
昭和34年9月26日 台風15号(ヴェラ) ※伊勢湾台風 895hPa
昭和47年7月12から13日 台風6号(フィリス)・台風7号(リタ) 945hPa・910hPa
昭和51年9月8から13日 台風17号(フラン) 910hPa
平成3年9月18から19日 台風18号(ルーク) 980hPa
平成10年9月21日から23日 台風7号(ヴィッキー)・8号(ワルド) 960hPa・994hPa
平成12年9月11日から12日 台風14号(サオマイ) ※東海豪雨 925hPa
平成21年10月7日から8日 台風18号(メーロー) 910hPa
平成23年9月2日から9月5日 台風12号(タラス) 970hPa
平成23年9月19日から21日 台風15号(ロウキー) 940hPa
平成25年9月15日から16日 台風18号(マンニィ) 960hPa
令和元年10月11日から13日 台風19号(ハギビス) 915hPa

戦後最悪の被害を与えた【伊勢湾台風】

伊勢湾台風とは、昭和34年に和歌山県から上陸した台風15号を指します。
上陸後も勢力を保ったまま本州を縦断したため、愛知県をはじめとする広い地域で大きな被害が出ました。
「災害対策基本法」制定のきっかけとなった災害でもあり、日本の歴史に影響を与えた台風としてその名を残しています。

愛知県内で特に被害の大きかった地域は、名古屋市(南区/港区)・海部郡(飛島村/蟹江町)・弥富市など、海抜ゼロメートル地帯に該当するエリアです。
暴風だけでなく高潮による影響を受けたことが被害拡大の原因となっており、水没地域がなくなるまでに半年以上かかるなど復旧にも長い時間を要しました。

伊勢湾台風による愛知県の被害状況は以下の通りです。

死者 3,168名
行方不明者 92名
負傷者 59,045名
家屋全壊 23,334棟
床上浸水 53,560棟
被害額 3,224億円

台風の影響による激甚災害【東海豪雨】

東海豪雨は平成12年に発生した豪雨災害です。
台風14号に刺激された秋雨前線の活発化が原因とされ、名古屋市を中心に愛知・岐阜・三重で浸水被害や土石流などの被害をもたらしました。
特に名古屋市は被害が大きく、堤防の決壊や河川の氾濫が相次いだことで一時的に都市機能が麻痺する事態に。

東海豪雨による愛知県の被害状況は以下の通りです。

死者 7名
負傷者 107名
家屋全壊 18棟
床上浸水 22,078棟
被害額 2,800億円

台風発生時に備えておくべきポイント

台風や大雨による災害は、地震や火災と異なり早い段階から予測することができます。
テレビ・SNSなどの情報をこまめに確認して、いち早く台風情報を手に入れられるようにしましょう。

その他、台風発生時に必要な防災対策として、以下のようなものが挙げられます。
<家の外の台風対策チェックリスト>

対策内容<家の外>
窓の戸締まり・補強(飛散防止フィルムを貼るなど)
雨戸の戸締まり・補強
側溝が詰まってないか?
排水溝は詰まってないか?
外に置かれているものは固定されているか?
屋根のアンテナは固定されているか?
付近に飛んできそうなものはないか?
室内に入れられるものは全て入れたか?
土のうは用意されているか?(低地・川沿いの住居の場合)

<家の中の台風対策チェックリスト>

対策内容<家の中>
非常用持ち出し袋はあるか?

持ち出し袋の中身
懐中電灯
電池
携帯ラジオ
応急手当キット
非常食
下着
貴重品
飲料水は確保できているか?
食料(人数分×3日程度)
ラジオその他の電池の確認、入れ替え
避難場所の確認
非常時の連絡先、待ち合わせ先の確認
お風呂に水を張っておく(直前)
携帯電話、スマートフォンの充電

また台風が接近すると、気象庁から警報・注意報が発令される場合があります。
警報発令時は交通機関がストップする可能性も高いため、なるべく外出を控え、自宅で待機するようにしましょう。

まとめ

愛知県は太平洋側に位置しており、台風や大雨の被害が大きくなりやすい地域です。海・川沿いでは例年浸水の被害も起きています。
事前に非常用品の確保や避難場所の確認を行い、台風が接近した際は素早く行動できるよう備えておくことをおすすめします。