名古屋市総合計画2028最新版|2026年アップデートで進む暮らし・交通・産業の未来

名古屋市は、2040年頃を見据えた都市の将来像を示す計画として「名古屋市総合計画2028」を策定しています。
この計画は、暮らしやすさの向上と都市の成長を両立させるため、福祉、交通、産業、環境などの幅広い分野を横断的に整理している点が特徴です。

この記事では、名古屋市の公式サイトで公開されている情報を基に、2026年時点の進捗状況と重点施策を整理しつつ、「総合計画2028」が描く名古屋の未来像を分かりやすく解説します。
暮らしや交通、産業の変化を軸に、今後どのような都市づくりが進められていくのかを確認していきましょう。

名古屋市総合計画2028とは何か

「名古屋市総合計画2028」は、名古屋市の将来像と、それを実現するための具体的な施策・行動指針を示した最上位の行政計画です。
人口減少や高齢化、産業構造の変化、気候変動など、都市を取り巻く環境が大きく変化する中で、持続可能な都市経営を行うための中長期的な指針として策定されました。

計画期間は2021年度から2028年度までの8年間で、その先にある2040年頃の都市像を見据えた構成となっています。
短期的な施策の積み重ねではなく、将来の社会構造を見通した上で段階的に取り組みを進めている点が特徴です。

総合計画2028では、暮らし、交通、産業、環境、防災などの幅広い分野を横断的に整理し、それぞれに成果指標を設定しています。
これにより、施策の進捗状況や達成度を定期的に検証し、必要に応じて改善を図る仕組みが整えられています。

また国の地方創生やSDGsの考え方とも整合を取りながら、名古屋市ならではの強みや課題を反映している点もポイントです。
市民生活の質の向上と都市としての競争力強化を両立させることが、計画全体を貫く基本的な考え方となっています。

2025年(令和6年度)の進捗状況

名古屋市総合計画2028では、計画が形骸化しないよう年度ごとに「進行管理」を行い、施策や事業の実施状況を点検しています。
2026年は計画期間の中間段階にあたるため、多くの分野で実行フェーズが本格化していく見込みです。
公式に公表されている進行管理資料によると、成果指標と事業進捗のいずれにおいても、概ね順調な状況が示されています。

① 成果指標の達成状況(令和6年度)

計画掲載135指標のうち、95指標(およそ7割)が達成・向上・維持という結果でした。

めざす都市像ABCD合計
人権が尊重され、誰もがいきいきと暮らし、活躍できる都市15451135
安心して子育てができ、子どもや若者が豊かに育つ都市725418
人が支え合い、災害に強く安心・安全に暮らせる都市5521022
快適な都市環境と自然が調和した都市1257832
魅力と活力にあふれ、世界から人や企業をひきつける、開かれた都市1524728
合計54182340135

達成状況区分の考え方

記号内容
A当該年度の基準値を達成(基準値に対する実績値の割合が100%以上)
B計画策定時の値に対して向上(50%以上100%未満)
C計画策定時の値に対してやや向上または維持(0%以上50%未満)
D計画策定時の値を下回った(0%未満)

※基準値=(令和10年度の目標値-計画策定時の値)×(経過年数/5年間)

② 事業の進捗状況(令和6年度)

計画掲載506事業のうち、480事業(およそ9割)が順調に進捗しています。

めざす都市像☆☆☆☆☆☆☆☆☆合計
人権が尊重され、誰もがいきいきと暮らし、活躍できる都市75311140121
安心して子育てができ、子どもや若者が豊かに育つ都市821230097
人が支え合い、災害に強く安心・安全に暮らせる都市841220098
快適な都市環境と自然が調和した都市751822097
魅力と活力にあふれ、世界から人や企業をひきつける、開かれた都市682320093
合計384962060506

進捗状況区分の考え方

記号内容
☆☆☆☆特に順調に進捗した(当該年度の実績が100%以上)
☆☆☆順調に進捗した(80%以上100%未満)
☆☆やや遅れが見受けられた(50%以上80%未満)
遅れが見受けられた(50%未満)
事業の全面的見直しがあった

参照:名古屋市総合計画2028 令和6年度の実施状況

分野別に見る主な取り組みと方向性

暮らし・福祉分野の取り組み

暮らしや福祉の分野では、人権が尊重され、多様な人が地域でいきいきと暮らせる環境の実現に向けた取り組みが進められています。
たとえば子育て支援においては、保育や教育、若者支援を含めた施策を一体的に展開し、安心して子どもを産み育てられる体制の整備が図られています。

また高齢者や障害のある人を含め、地域で支え合う仕組みづくりを整えることも重要なテーマのひとつです。
見守り体制の充実や地域福祉の強化など、日常生活の安心につながる取り組みが継続的に実施されています。
これらの施策は、医療や防災、地域コミュニティと連動しながら進められており、名古屋市が掲げる都市像の土台を支える重要な役割を担っているといえるでしょう。

交通・インフラ分野の取り組み

交通・インフラ分野では、公共交通を中心とした移動環境の改善と、誰もが利用しやすい都市構造の形成が重視されています。
乗り継ぎの円滑化や情報提供の充実などを通じて、日常の移動における負担を軽減するという考え方です。

また駅や主要な交通拠点では、バリアフリー化や安全性向上に向けた施設整備が進められています。
高齢者や障害のある人、子育て世帯など、多様な立場の利用者が安心して移動できる環境づくりが、計画上の重要な視点となっています。

さらに、交通分野におけるデジタル技術の活用も重要な施策のひとつです。
移動に関する情報を分かりやすく提供する仕組みや、交通の効率的な運営に向けた取り組みを通じて、将来の人口構造や移動ニーズの変化にも対応できる都市基盤の構築を目指しています。

こうした都市基盤の考え方は、名古屋駅周辺で進められている再開発にも反映されています。
名古屋駅地区再開発の進捗や今後のスケジュールについては、別記事で詳しく整理しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。

不動産の教科書
名古屋駅地区再開発の現在地と今後のスケジュール|2026年最新版
https://www.toshinjyuken.co.jp/aichi_nagoya/?p=8394
現在、名古屋駅周辺では大規模な再開発計画が進められており、なかでも注目されているのが名古屋鉄道を中心とした名古屋駅地区再開発計画です。商業・オフィス・ホテル・交通機能を一体的に再編する構想として発表されて以降、名古屋の玄関口がどう変わるのか関心を...

産業・デジタル分野の取り組み

産業分野では、ものづくりをはじめとする既存産業の競争力を維持・向上させるとともに、新たな価値やイノベーションを生み出す環境づくりが進められています。
人材育成や企業活動を支える仕組みを整えることで、将来にわたって活力を生み出し続ける都市構造を目指すという考え方です。

あわせて、デジタル技術の活用も計画全体を横断する重要な視点のひとつです。
行政サービスの利便性向上や業務の効率化に加え、市民・事業者がデータやデジタル技術を活用しやすい環境づくりを進めることで、社会構造の変化に柔軟に対応できる都市経営を目指しています。

環境・防災分野の取り組み

環境面では、地球温暖化への対応や環境負荷の低減を意識し、持続可能な都市構造への転換を進める考え方が示されています。
自然との共生や資源の有効活用など、日常の暮らしと環境配慮を両立させる視点が重視されているといえるでしょう。

また防災分野では、災害に備えた都市の強靱化や、被害を最小限に抑えるための取り組みが進められています。
ハード・ソフト両面から備えを進めることで、災害時にも市民の安全と生活を守れる都市を目指す姿勢が示されています。

まとめ

名古屋市総合計画2028は、2040年頃を見据えた都市像を示す最上位計画として、暮らし・交通・産業・環境などの幅広い分野の方向性を整理したものです。
名古屋市がどのような方向を目指しているのかを知るための指針として読み解くことで、名古屋の現在と未来の姿をより立体的に捉えられるでしょう。

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