やきものの魅力を五感で楽しむ!【INAXライブミュージアム】の概要

常滑市(とこなめし)といえば、千年以上の歴史を持つ「常滑焼」が有名です。
現在も常滑焼に関する施設やショップが数多く立ち並んでいますが、常滑焼の魅力を思う存分楽しむなら、複合型の博物館「INAXライブミュージアム」がおすすめ。 

この記事では、INAXライブミュージアムの敷地内にある各施設の概要をご紹介していきます。
体験教室や散策スポットの情報もまとめているので、常滑市へお出かけ予定のある方はぜひチェックしてみてください。
(記事内の情報は2022年2月7日現在のものです。)

INAXライブミュージアムとは?

INAXライブミュージアムは、常滑焼で有名な常滑市にあるやきものの博物館です。
まずは、INAXライブミュージアムの概要と、敷地内にある6つのエリアについて詳しく見ていきましょう。

やきものの街「常滑」とINAXライブミュージアム

常滑焼は、古墳時代に起源をもつ「猿投窯(現在の名古屋市・東山丘陵周辺)の須恵器」が発展したものです。
急須や招き猫などの作品が有名で、常滑市内には「とこなめ陶の森」や「招き猫通り」といったやきものに関する施設・街並みが数多く点在しています。
INAXライブミュージアムもその1つで、こちらでは“発見と継承”をキーワードに、土とやきものが織りなす多彩な世界を体感することができます。

敷地内にある6つのエリア

INAXライブミュージアムのメイン施設は「世界のタイル博物館」「窯のある広場・資料館」「建築陶器のはじまり館」「土・どろんこ館」「陶楽工房」「やきもの工房」の全部で6つ。
それぞれの施設の特徴や見どころは以下の通りです。

世界のタイル博物館

世界のタイル博物館は、タイルの魅力と歴史を学ぶことができるタイル専門の博物館です。
紀元前から近代にいたるまでの様々な時代における装飾タイルが収蔵されており、その数はなんと7,000点以上。
展覧会のテーマに合わせて選りすぐりの作品が展示される他、各時代を代表するタイル空間も再現されています。
日本だけでなく、スペインやオランダ、中国、イスラームといった各国のタイル作品が並んでいるので、国ごとの技法や色味の違いなどをお楽しみください。

窯のある広場・資料館

窯のある広場・資料館では、土管を焼いた大正時代の窯と建物、煙突が保存・公開されています。
こちらは登録有形文化財の1つで、圧巻の迫力をもつ煉瓦造りの大きな窯や太い柱を用いた小屋組みが特徴的。
土管づくりに用いた道具や機械類、また土管を運ぶ当時の映像などを観ることができます。

建築陶器のはじまり館

建築陶器のはじまり館には、大正から昭和初期にかけて発展した「建築陶器」が展示されています。
建築陶器とはやきもの製のタイル・テラコッタのことで、この時代に建てられた建物の外壁には色とりどりの建築陶器が飾られてきました。
鉄筋コンクリート造の建物が主流となる関東大震災以前の歴史や社会情勢などの解説も展示されており、やきものの発展とともに日本の歴史を学べる人気スポットとなっています。

土・どろんこ館

土・どろんこ館は、やきものの原料である土をふんだんに使って建てられた温もりのある館内が特徴的です。
こちらでは土の展示や体験教室が開催されており、土に触れたり土と遊んだりすることで、土が持つ魅力や可能性を発見することができます。
現在は「光るどろだんごづくり」のワークショップが開催中ですので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。(※2022年2月28日まで)

陶楽工房

緑に囲まれた陶楽工房では、陶を使った様々な体験教室が開催されています。
なお通常はモザイクアートやタイル絵付け体験などの講座メニューを実施していますが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、限定的な開催となっているので注意。
申し込み可能な講座の内容・日程・料金については、公式サイト内の陶楽工房のページ(https://livingculture.lixil.com/ilm/tougaku/)をご参照ください。

やきもの工房

やきもの工房は、常滑焼の製品や資料を通して、やきものの伝統・技術を学ぶことができる施設です。
歴史的建造物の再生・復元事例や、建築家・クリエイターとコラボした作品などが展示されており、伝統的な技術を活用した新たな創作活動・可能性の発見に挑戦する様子をうかがうことができます。

INAXライブミュージアムの所在地・問い合わせ先

INAXライブミュージアムの施設情報・アクセス方法は以下の通りです。

開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日水曜日(祝日の場合は営業)・年末年始
入館料一般 700円/高大学生 500円/小中学生 250円
所在地〒479-8586 愛知県常滑市奥栄町1-130
問い合わせ先0569-34-8282
アクセス交通機関:知多バス「INAXライブミュージアム」停留所より徒歩約2分
車:セントレアライン「常滑」I.Cより約7分
公式サイトhttps://livingculture.lixil.com/ilm/

まとめ

メイン施設となる6つのエリア以外にも、INAXライブミュージアムの敷地内にはタイルや煉瓦が随所にはめ込まれており、周囲を散策するだけでも楽しめるスポットとなっています。
現在は新型コロナウイルスの影響で一部施設の営業時間・体験メニューが異なる場合もあるので、公式サイトを確認のうえお出かけするようにしましょう。
またINAXライブミュージアム内では、施設のルールや感染対策の指示を守り、安全にお楽しみくださいね。

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