若いころに家を出て以来、ずっと一人暮らしでした。でも心配なのは親のこと。そこで父の死後は実家へ戻り、働きながら病気がちの母を介護することにしました。実家は老朽化していたため、目が届きやすいマンションへの住み替えも検討。でも肝心の母が嫌がりましたし、弱ったからだでは引っ越しの負担にも耐えられないでしょう。
それからほぼ十年間、わたしの介護生活は続きました。母を見送った後も、古い実家暮らしのまま年月が過ぎましたが、ここで一生暮らすわけにはいきません。
たびたびネットで物件をチェックしたほか、ためしに注文住宅の見積もりを取ったこともあります。ところが想定以上の金額!ここで無理して買っても自分の老後が不安になりそうです。
そんなころ、買い物途中にたまたま東新住建のテイシャク物件を見つけました。ちょうどネットで「定期借地権」という仕組みを知ったばかりです。聞きなれない名称が気になっていたので、そこで初めて内容について詳しく聞きました。営業担当のKさんは、セールストークはほとんどせず、ゆっくりと真剣にこちらの質問に応えてくれました。