近年若い世代からの人気が再燃しており、“回帰”が起きている平屋のお住まい。
関東では土地を持たずに平屋を手に入れる人が増加しています。
今、じわじわと広がりを見せている平屋の新しい暮らし方を調査しました。
■ヒミツは「テイシャク」という買い方
二階建てと比べると、平屋は土地も基礎も屋根も2倍必要になるため、高価になります。そんな平屋をおよそ半値で手に入れられるのが、東新住建が販売する「テイシャク」という買い方です。
テイシャクは「定期借地権」の略称で、定期借地権とは土地を購入せず建物を建てることが可能な制度です。借地の契約期間は50年で土地の使用料は支払いますが、購入しないので土地のローンがないのが特徴です。
このテイシャクを活用した住宅は、今関東・関西、そして東海でも広がっています。
しかし、結局借地だから将来不安という親世代のご意見もよく耳にします。
■親世代が気になる疑問4選
①「50年後に返さないといけないのはトラブルの元では?」
旧法借地権では、半永久に借地の更新ができることから、地代や相続を巡って、様々なトラブルが発生していました。
一般定期借地権は、『50年という決められた期間だけの借地であり、期間完了後は更地にして返却する』という明確なルールが存在する法律のため、借地トラブルはもちろん、相続に関するトラブルも起きにくいのが特徴です。
②「いずれ返さないといけないのなら、資産にならないのでは?」
土地は資産になりませんが、そこに建てた建物についてはご自身の資産となりますので、借地権が存続している間は、借地権とセットで売却することも可能です。
また、建物、借地権とも相続財産として相続できます。また、土地の資産価値が下落傾向にある今、所有している土地が大きな資産とならないケースも考えられます。
③「地代を払い続けるのは負担。。。」
一般定期借地権の場合、地代の相場は「土地価格の2〜3%」とされています。実際には30坪の一戸建ての土地の場合、15,000円〜20,000円といった金額になります。
東新住宅のテイシャク物件は大容量は太陽光発電が標準装備されており、その売電収入で地代を補うことが可能です。
④「50年を超えても住みたい場合はどうなるの?」「引っ越したくなったら?」
50年の期限が来た後も、地主と合意すれば再契約等をすることは可能です。また、引っ越したくなった場合には、これも地主との合意のもとで、借地権とセットで売却することも可能です。
■世代を超えたテイシャクのメリット
・土地を取得しないため初期費用を抑えられ、ローンの負担も少ない
テイシャクでは土地を取得しないため、土地代や税金など、初期費用の負担を大幅に軽減できます。下記に具体的な比較例をご紹介します。
約10年後には3軒に1軒が空き家になるという予測もあり、土地が余る時代がもう始まっています。資産として土地を残すことが、かえって子供世代に負担をかけることになってしまう可能性が高くなっているのです。
しかし、テイシャクなら、期限がきたら更地にして地主さんに土地を返す契約です。子供の世代に空き家問題を残すことにはなりません。
・土地を購入しないため平屋建てに住むことができ、3世代でゆったり過ごせる
テイシャクは土地を購入せず、一定期間の使用権を得る方式です。このため、予算内で広い土地を借りて平屋建てを建てることが可能です。
広々とした平屋建てならば、3世代が一緒に住むことも十分に可能で、プライバシーを保ちつつも、家族とのコミュニケーションを密に保つ生活が実現できます。
また、階段の昇り降りが不要な平屋建ては、高齢者や子供にも安全で暮らしやすい環境を提供します。
■テイシャクが親世代にも喜ばれる理由
・広い土地で憧れの平屋暮らし
東新住建のテイシャク物件は、土地の広さを最大限に活用した平屋建ての住宅が特徴です。
広々とした空間での生活は開放感があり、家族全員がのびのびと過ごすことができます。
その魅力は、内部の生活空間だけでなく、外部にも広がっています。贅沢な広さを持つお庭で、ガーデニングや内と外を隔てないアウトドアリビングを楽しむことができます。
都市生活では難しい、広いお庭での自然との触れ合いや、子供や孫世代を含めた家族や趣味仲間とのアウトドアでの団らんは、日常生活においても特別な時間を作り出すことでしょう。
・同価格帯の物件よりもワンランク上の暮らし
定期借地付き物件は、土地の購入が不要なため、建物や外構により多くの予算を充てることができます。
高品質な設備やデザインにこだわった住まいを実現し、土地価格が高い地域でも、同じ予算でより良い立地に住むことも可能になります。
浮いた費用を子どもの教育費や自分自身の趣味・レクリエーションに費用を充てるなど、選択も広がるでしょう。
テイシャクという選択は、生活費を抑えながら、自分らしいライフスタイルで、より室の高い生活を送る手助けをしてくれます。
・余計な税金を払わなくて良い
テイシャクでは、土地所有者が固定資産税や都市計画税を負担するため、借地人である住宅所有者はこれらの税金を支払う必要がありません。
これは経済的な負担を大幅に軽減し、年間の生活費を抑える大きなメリットとなります。
さらに、税金の負担がないという安心感は、長期的な住まいの計画を立てやすくし、安定した生活基盤を築くことの助けにもなるでしょう。
・将来の心配事を軽減
土地を所有するとなると「この土地は将来値下がりしないだろうか」「相続の時に子供や孫の間でトラブルにならないだろうか?」「これからは人口も減っていくのに空き家になってしまっては困るのではないだろうか?」など、様々な心配事があります。
親世代にとっては、残される子ども世代への負担を少しでも軽くしたいと思うはずです。
テイシャクなら、土地所有がないため、将来の相続問題や土地の処分についての心配が不要です。
・ホームシェアリングが可能
テイシャクは土地購入費用を節約し、同じ予算で利便性の高い土地に住宅を建てることが可能です。これにより、同じ予算なら、より良い立地に住宅を建てることができます。
将来的に自身がその物件に住まなくなったとき、その立地の利点を活かして戸建て賃貸として運用することが可能になります。
これにより、安定した賃料収入を得ることができ、資産運用の一環としても有効です。
■そもそもテイシャクとは?
正確には「定期借地権」といいます。
これは平成4年8月に施行された借地借家法により定められました。それ以前に借りていた「借地権」は法律によって契約期間が定められていました。
例えば木造の建物を建築する場合、存続期間、更新後の期間はともに20年と定められていました。
一方で、借主側が法律によって守られており、半永久的に更新し続けることができました。
しかし、この定期借地権ができたことによって、契約期間を有限とし、期限が来たら更地にして所有者に返す。という賃貸ができるようになったのです。
定期借地権には「一般定期借地権」「事業用定期借地権」「建物譲渡特約付借地権」の3つの種類があります。
この記事でのテイシャクは主に「一般定期借地権」を指します。これは、50年以上であれば期限の上限が定められていません。一方で、50年と決めてしまえば、終わりが来たときには建物を取り壊して、更地にして地主に返すことになります。
このことから、地主は安心して貸し出すことができるようになる分、借地権料や、地代が安く抑えられることになりますので、借り手にとっても有利に契約をすることができます。
■まとめ
テイシャクは、老後の年金生活や相続対策として注目を集めています。
特定期間、土地を借り、期間終了後は更地にして返還するというスタイルにより、地代が安く抑えられ、初期費用や固定資産税の負担が軽減されます。
また、所有権がないため、土地価値の変動リスクを気にせず建物の価値だけを考慮し、売却や住み替えが容易になります。
子どもに空き家問題を残さないというメリットもあります。さらに、土地を購入せずに広い土地を借りられるため、3世代で生活する広々とした平屋建ての家を建てることも可能です。
子どものことを心配する親世代の方々にとっても、将来を見据えた家探しをするなら、ぜひ一度、テイシャクを検討してみてはいかがでしょうか?