愛知県が実施する「休み方改革」プロジェクトの一環として、“ラーケーションの日”が導入されました。
この記事では、ラーケーションの日がどういったものなのか、その概要とやり方を解説していきます。
愛知県内にあるラーケーション・スポットの一覧もまとめているので、合わせてチェックしてみてください。
“ラーケーションの日”とは?
“ラーケーションの日”とは、愛知県がワーク・ライフ・バランスの充実を目指して発足した「休み方改革」プロジェクトにおける取り組みの1つです。
「学習(ラーニング)」と「休暇(バケーション)」を組み合わせた愛知県発の新しい学び方・休み方となっており、主な仕組みは以下の通りです。
- 学校に登校せず、校外での自主学習活動に取り組む(学校は「出席停止・忌引き等」の扱い)
- 年間3日まで取得でき、保護者等の休暇に合わせて事前に届出を行う
まずは、この”ラーケーションの日“の届出方法と、活動を行う際のポイント・注意点を見ていきましょう。
“ラーケーションの日”の届出方法
“ラーケーションの日”の届出を行う際の基本的な流れは以下の通りです。
- 計画を立てる:ラーケーションカード(小中学校用・高校用)を確認して、活動の日時・場所・内容等の計画を立てる
- 学校に届け出る:学校から指定された方法(アプリ・メール・電話等)で事前に届け出を行う
- 活動を行う:保護者等と一緒にラーケーションを実施する
- 活動の振り返り:ラーケーションで学んだことについて話し合ったり、次回の計画を立てたりする
活動する際の注意点
ラーケーションを実施する際は、以下のポイントをしっかりと理解したうえで進めるようにしましょう。
- ”ラーケーションの日“は事前に学校へ届け出る必要がある
- “ラーケーションの日”を取得した日の給食の扱いについては各学校のルールに従う
- “ラーケーションの日”を取得することで受けられなかった授業については家庭で自習を行う
- 学校行事等、特定の期間において“ラーケーションの日”を取得できない場合もある
“ラーケーションの日”は年間3日までと定められており、残った日数を翌年に繰り越すことはできません。
連続して取得することも可能となっているので、なるべく各年に3日ずつ実施できるように調整してみると良いでしょう。
どんな活動がラーケーションに該当する?
“ラーケーションの日”と言われも、どのような活動をすれば良いのか分からないという方も多いかもしれません。
ラーケーションは保護者と一緒に体験や探求を通じて学びを得る活動であるため、テーマを検討する際はこの要件を満たしているかどうかで判断すると良いでしょう。
”ラーケーションの日“の活動例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 地元の史跡に足を運び、じっくり見学したりガイドさんから詳しく話を聞いたりしながら歴史を学ぶ
- 庭や公園にどのような植物があるのかを調査し、種類や特徴等をまとめる
- 野菜の収穫体験や農業体験等に参加し、野菜の成長過程や収穫の方法等を学ぶ
- 美術や演劇等の芸術文化に触れ、感じたことや学んだことを家族と語り合う 等
愛知県内にあるラーケーション・スポット
続いて、“ラーケーションの日”の活動場所として利用できる愛知県内のおすすめスポット・施設を紹介します。
ラーケーションのテーマややり方でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
この他のラーケーションスポット・施設については愛知県のWebサイトをご参照ください。
まとめ
“ラーケーションの日”は2023年9月に導入されたばかりの新しい取り組みで、今後の活用が期待されています。
なお“ラーケーションの日”の詳しいルールや条件については学校ごとに異なるため、活動の実施を検討中の方は学校の担当者に確認してみるようにしましょう。