1月17日は阪神淡路大震災が起きた日です。阪神淡路大震災は6,434人もの犠牲者を出した兵庫県南部地震による大災害で東日本大震災に次ぐ規模の災害でした。いつ起こるかが予想できない災害に対し、日頃から避難情報の確認等の防災の取り組みを行っておくことが大事です。この記事では、防災のために確認しておきたい情報と防災や災害時に使えるスマホアプリをご紹介します。
防災のために確認しておきたい情報とは

防災の備えは日頃から行うことが重要です。具体的にはどのようなことをすればいいのでしょうか?一つずつご紹介します。
・家族との連絡方法と連絡先を決める:災害が起こったときに家族が一緒にいるとは限らないのであらかじめどうやって連絡するか、いざというときの集合場所を決めておきます。連絡方法は171災害用伝言ダイヤルを利用するのも一つの方法です。
・避難場所・経路を確認する:家族の生活範囲にある避難場所を共有しておきます。ハザードマップで生活範囲にどのようなリスクがあるのかも確認しておくとよいでしょう。
・家の中の防災の備えを確認する:地震が起こったときに倒れてきそうな家具や避難の邪魔になるようなものが置いてないかどうかを点検して固定する、片付けるなどの処置をしておきます。
・非常時の持ち出し袋と備蓄品を確認する:非常持ち出し袋を家族人数分用意し、中身の賞味期限や電池切れなどを定期的に確認します。備蓄品についても同様です。
・災害時の役割分担を家族で決める:災害時に起こりうることを想定して誰が何をするかを決めておきます。例えば非常持ち出し袋を誰が運ぶか、誰が何を持ち出すか、火やガスの始末を誰が行うか等を確認しておきましょう
・自治体の提供する防災・避難情報を確認する:お住まいの地域に特有な防災と避難に関する情報や指示、取り組みについて確認しておきます。
スマホアプリはどんなもの
いまやスマホは1人1台の時代であり、防災にも役立てることができます。ここでは防災対策に使えるアプリについてご紹介します。防災アプリで提供される情報は自治体の避難勧告や避難指示などの避難情報、避難所・避難指示場所の情報、自治体からのお知らせなどです。L(Local)アラートという総務省が構築している共通基盤を使い、地方公共団体等が避難情報を地域住民に伝達する仕組みがあります。防犯アプリではこのLアラートの情報を確認できるようになっているものがあり、総務省のWEBページにてアプリの一覧と内容が確認できます。以下のリンクからどのような内容かを確認してみてください。
出典 総務省
https://www.soumu.go.jp/main_content/000650511.pdf
防災アプリで何がわかるの
防災アプリで提供される情報は自治体の避難勧告や避難指示などの避難情報、避難所・避難指示場所の情報、自治体からのお知らせなどです。それ以外にはJアラートの緊急情報、気象庁発表の気象情報や地震情報、津波などの情報になります。アプリごとに確認できる情報、対象地域が異なっていることもあるのでお住まいの地域を考えてアプリを選ぶことが必要です。
愛知県一宮市のアプリ紹介
Lアラートの基盤を用いているアプリの例として一宮市のアプリをご紹介します。JC-Smartというアプリで警報・注意報・災害時の避難所情報、震度の情報、防犯情報としての不審者情報・犯罪情報、交通事故情報が確認できます。またルート案内機能がついた全国避難所情報、安否確認の機能がついています。一宮市にお住まいの方は一度ダウンロードしてみて使い勝手を確認してみてください。
出典 株式会社 アイ・シー・シー
https://www.icc-media.co.jp/news/075339.html