見学会では何を見るべきか!

見学会というと新築や中古住宅の販売物件の場合、オープンハウスにしてだれでも入退室自由で室内を閲覧できるようなものを指す場合がほとんどですが、注文住宅の場合には様々なタイプの見学会があります。例えば、主催するハウスメーカーや工務店に依頼して家を建てた方のご厚意で引渡し直前の完成済みの家を見せてもらったり、すでに建てて住み始めている施主のお宅を訪問させてもらったりするような見学会、家の構造を中心に見る見学会などがあります。そこでそのような見学会での見学のコツなどについてご紹介していきましょう。

どんな家に住みたいか理想を決めておく

せっかく時間を使って家族で見に行く見学会ですから、事前に準備をして出かけるといいでしょう。まず、準備段階としては具体的にどんなイメージの家に住みたいのかについて家族内で話し合っておくと良いでしょう。その場合、たとえ見学する家が自分の理想の家と異なっていても構いません。例えば、子供部屋は独立して6畳間は欲しいとか、リビングとダイニングの間には間を仕切るようなカウンターキッチンやアイランド型キッチンを入れたいといった具合です。また、車好きのお父さんなら今流行りのビルトインガレージを設置して、雨や風の影響を受けずに好きなだけ車いじりしたり、友達と車談義を楽しんだりといった漠然としたイメージを立てておきます。

そのような理想の家のイメージが固まったら、今住んでいる家の大きさを知り、当日は比較できるようにしておくといいでしょう。例えば、各部屋の大きさやお気に入りの家具などを測っておくと役立ちます。そのようにしておけば、当日見学会で家を見た時に自分のお気に入りの家具を置いたらどうなるのかといった予測を立て、イメージを確認することができるからです。

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見るべきポイントを紹介

見学会で見るべきポイントですが、見学会の種類によって異なります。いずれにしても、見学会を主催するハウスメーカーの構造や仕様などについてよく下調べをし、当日は自分の知識を確認する場として見学することを心掛けると良いでしょう。

見るべきポイントとしては、そのメーカーが得意とする構造がどのような仕組みとなっているのかを確認します。地震対策やカビ対策、断熱対策などがどのように行われているのかを実際に目で見るようにしましょう。もし事前に調べたことでわからないことがあれば、実物を前にして説明してもらうと納得できるでしょう。会社側の自社製品や技術に対する取り組みや姿勢、さらに担当者の知識レベルなどもわかりますので有効です。

また、建築途中の現場見学会の場合は現場の状況をよく観察しましょう。現場はきれいに整頓されているか、ゴミや空き缶、たばこの吸い殻などが落ちていないかなども重要です。もし、整理されていない現場やゴミが散らかっている現場の場合、そのメーカーの下請け業者に対する監督が上手くいっていない場合や丸投げして放置している場合も考えられるからです。あまりにひどい現場はトラブル発生や欠陥住宅となるリスクも考えられ、そのようなメーカーや工務店に依頼するのは避けたほうが無難な場合もあります。

実際に完成後の家に住んでいる施主のご厚意で家をオープンハウスにしている場合、施主に質問する機会もあるでしょう。その際には施主が家を建てる際のプランニングの段階でどのような設計上の工夫やアイデアをもらったのかを聞いてみるといいでしょう。また、実際に住み始めてこうしておけば良かったといった点がなかったかについても聞いてみましょう。あまり失礼なことは聞けませんが、ハウスメーカーの担当者からは聞けないような情報が得られるかもしれないいい機会ですので、有効活用しましょう。

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気を付ける事

見学会で気を付けたいのが、実際に目にする家は標準仕様よりも上級グレードの部材や仕様となっている場合が多いということです。予算にはある程度の制約がありますので、理想とする家が予算内で建てられるのかが大切です。見学会で見た家が素敵だからといって、そのイメージだけで施工業者選びを判断すると、実際に予算内で建てることができる家との差の大きさに幻滅することにもなりかねないからです。少なくとも標準仕様の坪単価や仕様の中身について事前に確認しておき、見学会ではその家の仕様が標準プランのものか、あるいは特別仕様なのかを逐次確認すると良いでしょう。

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まとめ

見学会において見るべきポイントや注意点などについてご紹介してきました。見学会に行かれる場合には参考にして、有意義な見学会にしましょう。

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