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PROFILE

設計士紹介
エグゼクティブデザイナー

半田 隆

TAKASHI HANDA
1979~ 大手ハウスメーカーにて住宅設計に携わる
1983~ ハウスメーカー高額物件専任スタッフとして設計をおこなう。
同時に数々の住宅プロジェクトを牽引しデザイン性を表に出したコンセプトを元に設計をおこなう。
1995~ 設計デザイン事務所にてスタイリッシュな個人邸を多数設計
2018~ 東新住建にてT-styleDESIGNの総合企画・統括を推進

大手メーカーも、設計事務所も、
実現できなかった理想をかなえるために。

住む人を主語に据えた家づくり

住人のいない住宅設計はありえません。私はお客さまとの対話をもっとも大切にしています。初回のお打ち合わせでは、家族構成やライフスタイル、趣味、好みといった事柄を伺いながら、人柄や生き方をまるごと理解しようと努めます。そうして受け止めたインスピレーションを形に変換し、二度目にはプランをお持ちするのが通例です。
お客さまはみな個性的で、人とは異なる人生を歩んでいらっしゃいます。またその暮らしぶりは年月とともに変化していきます。これをまるごと受け止めるには、単なる意匠に留まらない懐の深い設計が必要です。私は設計に取り組む際、その方の暮らしの本質を抽出し、極限までシンプル化しようとつとめます。住宅はでしゃばりすぎてはいけません。数十年を経ても飽きが来ず、誇りと愛着の持てるものでなければなりません。それぞれの個性や存在感を発揮しつつ、普遍的な価値を保ち続けるためにお客さまのライフスタイルを考え抜き、たったひとつの究極のラインを探る。それが住宅設計だと、私は考えています。

本質的な住宅設計のポイント

本質的な住宅設計のポイント

私がめざすスタイルは、長い年月を経てなお輝きを失わないデザインです。たとえば外観では、まず端正なファサードをつくるため洗練された面構成に注力します。加えて素材の質感や色調で変化をつけ、都市の景観にとけ込みながら個性を発揮できるよう配慮します。また基本構造としては「外に閉じ内側に開く」都市型設計を原則としています。プライバシーを確保しながら室内に自然を取り込む工夫は、現代人の生活に必須と言えるでしょう。
もちろんディテールへのこだわりは欠かせません。私はよくインナーテラスやルーフガーデンなどのデザイン空間を提案しますが、これらは決して飾りではありません。暮らす人にとって特別な時間と喜びを生む大切な場所なのです。さらに、目には見えない快適さをつくる環境設計も重要な任務ですが、私はつねに「風・光・緑」3つの軸を前提に置いています。心地よい自然のエネルギーを十分に取り入れた家は、身体にやさしく心をいやすだけでなく、エコなライフスタイル実現にも貢献するものです。

1本の線に設計思想があらわれる

どんな分野であれ、優れたデザインには無駄がありません。広さ、使いやすさ、美しさなど住空間には多角的な配慮が必要ですが、これらの条件を同時にかなえるシンプルな形を発見することが私の仕事です。設計プランは、すべて単純な線の組み合わせからできています。だからこそ私は手描きのスケッチや図面こだわり、1 本ずつの線を大切にしています。昔気質といわれるかもしれませんが、これらの線は設計者の思考プロセスそのもの。私は表面を彩るだけの意匠は認めません。建築物としての必然性があり、なおかつ美しいラインだけをお客さまにご提供していきたいのです。フランク・ロイド・ライトやミース・ファン・デル・ローエなど偉大な先達の作品を見るまでもなく、究極の線で構成された設計は、どんな時代にも確固たるオーラを放っています。そんな住宅をお届けすることが私自身の願いです。

大手メーカーと設計事務所の長所を融合

大手メーカーと設計事務所の長所を融合

私は、大企業と設計事務所の両方を経験しています。大手ハウスメーカーでは、プロジェクトチームを率いて数々の商品開発にも取り組みました。しかし企業には当然ながら厳しい設計ルールが存在します。コスト面からの制限も多く、たとえばもう少し開口部を広げたいと思ってもルール違反となるケースが多々あります。かたや設計事務所では、施主さまのご要望とご予算に応じ、どんな設計も可能になります。しかし一案件ごとにゼロからスタートしますから、膨大な労力が必要になりコストは割高となります。また多くの方々に対応することができません。
私はいま、双方の長所を融合させた新しいスタイルを実現したいと考えています。東新住建とは、以前も一緒に仕事をしたことがあります。組織は大きすぎず、自分の裁量で動ける余地がありながら、多くの施主に住まいを提供できる、ほどよい規模だと感じていました。私はこの会社を舞台に、さらに大きな夢をめざしたいと思います。理想に妥協することなく、仲間たちとチームを組んで本当に満足できる住まいをより多くの方々に届けたい。それが私の目標です。

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