東新住建

4.3倍ツーバイ工法巨大地震が立証した本物の強さ。国交省大臣認定の新工法。

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耐震性を追究するだけでは、巨大地震への備えは足りないのではないか……

高確率で発生が予測される
東海・東南海地震へどう向き合うべきか。

耐震構造は家づくりの基本。東新住建では独自のツーバイ工法を高度化することで、耐震性を上げてきました。しかし繰り返し揺れが襲うと家にダメージが蓄積し、損傷を招く恐れがあります。近い将来に起こると予測される東海・東南海地震に備えるため、私たちはさらなる対策として、新技術の研究を始めました。

  • 写真:東海・東南海地震予測

構造が強固なのはもう当たり前。次は衝撃を吸い取る仕組みづくりへ

従来の耐震技術に揺れを吸収する
制振をプラスできないか……

自動車のショックアブソーバーと同じ原理で、揺れを吸収するのが制振装置です。私たちはシンプルな構造のオイルダンパーを開発し、どんな住宅にも簡単に装着できるよう設計に工夫を凝らしました。ここから誕生したのが「TF制振装置」です。

  • 写真:地震の揺れを軽減する3つの構造の比較
2000

地道な実験とデータ分析の蓄積が、大きな効果をもたらしてくれました

2000年、TF制振装置誕生。
膨大な試験分析の繰り返しが効果を立証しています。

実際の当社木造住宅に装置を持ち込み、膨大な回数の実験を実施。データを確かめながら装置を改良し、ついに理想の制振装置を創り上げました。TF制振装置なら、従来工法の震動率を最大55%低減することが可能。ツーバイ工法に、このTF制振装置を装着すると、約6.6倍の効果が生まれることを立証しました。

写真:TF制震と従来工法の比較データ

写真:2×4工法とTF制震による耐震力

写真:精密なデータ取り

実際の家屋内に装着して精密なデータを取り、その結果を開発へフィードバック。簡単に装着できて高い効果をもたらす点はTF制振装置の大きな特色。

写真:TF制震

油圧ダンパーが「揺れ」そのものを吸収し、多方向から加わる力に対応します。メンテナンスフリーで一度取り付ければ半永久的に効果を発揮する装置です。

2016年4月、熊本地震の貴重な教訓

終わりなき余震にも対応してこそ本物の対策。TF制振装置の効果が、再び注目を集めています。

半年間の余震回数は4000回余り。これまでの2倍近い想定外の頻度。

本震に耐えた建物が、その後襲ってきた余震により崩れた――熊本地震では、そんな光景がTV画面から全国に報道されました。地震発生から半年たった10月時点で、震度1以上の揺れを伴う地震の回数は4000回余り。これまでの経験則が当てはまらないこの事実は、災害関係者を驚かせ、また新たな対応策を迫ることとなりました。

余震対策の観点からも、脚光を浴びるTF制振装置。

熊本地震のような激しい余震に対応するには、TF制振装置はうってつけの仕組みです。どんな建物にも取り付けられるよう設計されている点と、メンテナンス不要のメリット、さらには一度取り付ければ半永久的に効果を発揮することも相まって、装置装着を希望される声が急増しています。